ポートフォリオ

VTI(トータル・ストック・マーケットETF)を選んだ理由

投稿日:2017年9月30日 更新日:

 

前回は私のポートフォリオについてあどんな思想で銘柄や割合を選定したのか記事にさせて頂きました。
今回は具体的な銘柄選定の理由について書きたいと思います。

 

VTIの概要

 

VTIはバンガード社が提供しているトータル・ストック・マーケットETFという商品になります。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスというベンチマークに連動を目指すパッシブ型の商品です。

 

CRSP USトータル・マーケット・インデックスとは、米国株式市場に上場する大・中・小型株式
約4,000銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数です。米国株式時価総額の約100%をカバーしています。

 

概要 
ベンチマークCRSP USトータル・マーケット・インデックス
経費率0.03%
配当スケジュール四半期毎
ETF純資産総額761.96億米ドル
ファンド純資産総額5,495.94億米ドル
設定日2001年5月24日

 

注目すべきは経費率。一般的言うところの信託報酬のことです。
脅威の0.03%です。

 

現在日本で扱っている投資信託の一番安い信託報酬でも恐らく0.1~0.2%くらいかと思います。
それが0.03%ですよ。ほぼ0に近い信託報酬になります。

 

例えば1千万円投資していた場合でも年間手数料はたったの3千円です。
これがアクティブファンドなどではざらな1%であれば10万円です。

 

この差だけでリターンに大きな差がでてくるのは間違いありません。
なので信託報酬が低いというのは銘柄を選ぶ際に非常に重要な要素になります。

 

また、現在のVTIの分配利回りは1.88%なので1千万円投資していれば18万8千円の分配金が4半期で
按分されて入ってきます。
そう考えると信託報酬の0.03%は非常に低いと実感できますよね?

 

※2019/5/7追記

2019/5/7よりVTI,VOOの経費率が0.04%⇒0.03%に引下げられました。

 

S&P500連動ETFとの比較

 

私はこれまで米国のベンチマークとしてS&P500を記事に書いてましたが、VTIはS&P500をベンチマークとしたETFではないと概要で紹介しました。
ではなぜS&P500に連動した商品をポートフォリオに組み入れずVTIを選んだのでしょうか?

 

VTIを扱っているバンガード社ではS&P500に連動したETFとしてVOOがあります。

 

概要 
ベンチマークS&P500指数
経費率0.03%
配当スケジュール四半期毎
ETF純資産総額637.36億米ドル
ファンド純資産総額3,107.07億米ドル
設定日2010年9月7日

 

信託報酬も0.03%とVTIと同じです。
違うところは対象としているベンチマークが異なることと、総資産額と設定日くらいですね。
VTIの方が歴史は古く、その分総資資産額も大きいです。

 

しかし、私が注目したのはベンチマークです。
VOOはニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄が対象であり、VTIは大・中・小型株式約4,000銘柄が対象です。
VOOでも十分に分散が聞いてますが、VTIはそれ以上に分散が効いてます。

 

また、VTIではVOOでは対象になっていない小型株が対象になってますので、小型株のリターンが高ければその恩恵を受けることができます。
アメリカは今までもこれからもイノベーションを起こしていく国と思いますので、小型株と含んでいるVTIの方が良いと考えました。

 

しかし、逆に分散が効いている分、リターンの悪い銘柄があればそれに引きずられて全体のリターンが低下する可能性もありますので、VOOとVTIどちらをポートフォリオに組み込んでもリターンは変わらないのではないかと思ってます。

 

最終的には趣味の問題という結論に至りました・・・。

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