投資方針

マイペースに踊り続けようと思います。

投稿日:2017年11月25日 更新日:

 

mktrです。

 

音楽が鳴っている間は、踊り続けなければならない

 

と発言したのは、米シティグループのCEOだったチャック・プリンスです。

 

これは市場が熱狂しており、そろそろ暴落の不安を感じながらも、周りのライバル達が稼いでいるので、自分ひとりだけ舞台から降りるわけにはいかない状況を表してます。

 

この状況が続くと市場の株価が実態を伴わなくなり、バブルが形成され、やがて崩壊がとなるバブルのメカニズムをうまく表現した発言だと思います。(実際はサブプライムローンについて言及したようですが。)

 

さて、現在の米国株式市場はたびたびダウ平均株価は最高値を更新しており、バブルという人もいれば、そうでないという人もいます。

 

実際私のような個人投資家にはバブルかそうでないかはわからないので、暴落が起きた際にどう対応するかを事前に考えたいと思います。

 

今はバブルなのか?

 

わからないと言いつつも、個人的な意見としてはバブルではないと考えてます。

 

残念ながら、日本のバブルやITバブルを経験していないので、雰囲気のようなものはわかりません。

しかし、バブル時の米国株の平均PERが44倍であったことを考えると、現在は22倍程度なので異常ではないと思ってます。

 

ただ、上がり続けることは考えられないので、いずれはリセッションに入ると思います。

 

リセッションとは?

リセッション 景気後退。 不景気とまではいかない,一時的な景気調整過程をいう。 シュンペーターによれば,景気が下方への転換点を過ぎ下降過程に入ったとき,リセッションの過程が始まったとされる。

出典:コトバンク

 

今は全力で踊るべきか?

 

私が米国株を初めたのは2017年4月です。

この頃には米国市場はトランプラリーによりあげあげムードでした。

 

そこからちょこちょこ調整する場面もありましたが、2017年も右肩上がりで成長しています。

 

ここ半年、私はめちゃくちゃ踊り狂うつもりでダンスフロアに入ったのに、周りのテンションが高くビビッて全力で踊れない感じでした。

 

「FAANG」銘柄に全力で投資していればたくさんの利益を得ることができたと思いますが、後悔はしてません。

これは結果論であり、いつ暴落するか分からない銘柄に現金を全力投資するにはリスクが高いからです。

 

その為、現在の状況であれ全力投資は避けるべきだと思います。

株価が高騰した銘柄は、下落局面では暴落し、虎の子の現金を大きく失う可能性が高いからです。

 

そして失ったお金を取り戻すには、失った時間の何倍も時間がかかります。

 

今は踊りを止めるべきか?

 

踊りを止めて、市場を傍観し続け、暴落がやってきたタイミングで全力投資する方法が最も良いように感じます。

当初、私もこの手法を考えてました。

 

しかし、いつくるか分からない暴落を待って、投資を止めるのは賢明ではないと思います。

 

理由は以下です。

 

  • 暴落を待っている間に投資の機会を失う
  • 暴落時の株価の底値を判断できない

 

暴落を待っている間に投資の機会を失う

 

私も暴落を約半年くらい待っていましたが、その間にどんどん株価が高騰していくのを指をくわえて見てました。

その間、投資していればもらえるはずの配当もらえないし、株価上昇によるキャピタルゲインも得られません。

 

投資と時間は密接に関係しており、投資資金が少なくても時間が長ければ、リターンが大きくなります。

まさに時は金なりです。

 

その重要な時間を何もせず失うことになるのです。

 

暴落時に株価が底値と判断できない

 

暴落時に底値だと思って全力投資したのにかかわらず、その後もまだまだ下落し続ける可能性があります。

 

個人投資家は市場を出し抜けると考えない方が良いと思います。

 

ではどうするか?

 

私は現在の株価上昇局面であれ、リセッションであれ、基本的には毎月決まった金額を投資していくことで平均取得価格を平準化していく方針であり、現在と変わりはありません。

 

しかし、リセッションや暴落時に備えて、一部の現金は残しておくつもりです。

そして、株価下落局面でもドル・コスト平均に従い、備えておいた現金は一度に投資せず、数ヶ月かけて投資していこうと考えてます。

 

未だ経験したことのないリセッション又は暴落時に、私が平静を保ってこのルールに従って運用できるか分かりません。

ただ、事前に方針を決めておくことによって、狼狽売りや市場を出し抜くといった欲を、己に対してけん制する効果はあると思ってます。

 

まー、これを例えると「音楽が鳴っていようがいまいが、マイペースに踊り続ける」といったところでしょうか。

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