投資方針

【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFを買いたくなってきた理由

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突然ですが、最近自分のポートフォリオを見直したくなってきました。

 

毎日人気ブロガーさんのブログを拝見しているので、影響されているかもしれませんが、最近になってVTが気になってしかたありません。

 

いまさらVTって!

思いますよね・・・。

 

そもそも私は米国市場のリターンが全世界平均より勝っていると信じており、VTへの投資は本ブログのポリシーに反します。

 

その為、VTを買うにはそれ相応の理由が必要になると自分的に思いますので、VTを保有したくなった理由(いいわけ)について書いていきます。

 

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)とは

 

超有名なETFなので、説明するまでもないのですが、再確認として概要を見ていきます。

 

概要

 

みんな大好き、バンガード社が販売するETFです。

 

ベンチマークは FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への投資収益を測る基準指数であり、約8,000銘柄の大型、中型、小型株で構成され、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

 

全世界への投資ができるETF、それがVTということになります。

 

信託報酬は0.1%です。

 

VOOやVTI(0.04%)と比較すると高いですが、全世界へ投資する手数料と考えれば安いと言えます。

 

国別構成比率

 

米国、日本、英国が上位3国で、先進国です。

概要の通り、中国(韓国も?)などの新興国も上位に入っていることが確認できますね。

 

 

保有銘柄

 

 

保有銘柄の上位10銘柄です。

国別構成比で米国が半分以上を占めますので、保有銘柄上位10位は全て米国株となってます。

 

1位のAppleでも1.7%と考えると、めちゃくちゃ分散が効いていることが分かりますね。

 

リターン

 

本ETFはリーマンショック直前が設定日なので、直後に暴落し、その後は綺麗な右肩上がりになってます。

 

世界を買う訳なので、資本主義である以上は紆余曲折あれども、長期的にみれば右肩上がりになると思います。

それが過去10年では立証されてますね。

 

しかし、S&P500に連動するVOOと比べるとリターンは低いです。

これは米国市場以外のリターンが低く、足を引っ張る結果となっているからですね。

 

これは世界に分散している分、仕方ないことですね。

 

VTを保有したくなった3つの理由

 

VTの概要見ただけでも欲しくなる要素が満載です。

 

ちなみにVTに連動する投資信託である、通称楽天VTは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」で堂々の1位となってます。

言うまでもなく人気が高いETFと言えます。

 

しかし、私はそんな理由だけではなく、以下3つの点でVTに投資する気持ちが強くなりました。

 

VWOを買う気が起きない

 

私のポートフォリオの中で10%は、米国株以外の株式保有する方針としており、成長性を見込んで新興国市場を丸っと買えるVWOに投資しようと考えてました。

 

しかし、どうもVWOを買付する気がおきません・・・・。

 

理由は良くわからないですが、恐らく米国市場が今後も成長していくことは確信しているので、迷いなく投資できていますが、新興国市場はボラティリティも高く、どうも信用できないから投資に二の足を踏んでしまうのではないかと思います。

 

全世界への投資であれば長期的には右肩上がり

 

 

概要のリターンでも触れた通り、全世界への投資は長期的にみれば必ず報われると思っています。

それは資本主義である以上、ものが生産、消費され経済が回り、成長していくからです。

 

上記はVTとVWOのチャート(10年)です。

 

VTは緩いとはいえ、右肩上がりで成長しています。

しかし、VWOは上昇と下落を繰り返し、現在2011年と同じ水準になってますが、成長しているとは言えないですね。

 

新興国がこの後ドカンと上昇する可能性もありますが、未来は読めませんし、新興国は結局、米国を始めとする先進国の影響を受けやすく、ボラティリティも高いので長期投資向きではないのではないと考えはじめたことも理由の1つになります。

 

信託報酬が0.11%⇒0.1%へ

 

長期投資において、コストが安いことは非常に重量な要素です。

 

それは、どんなにリターンが高くても、コストが高ければ相殺されてしまい、結果としてリターンが低くなります。

また、高リターンは約束されませんが、コストは残念ながら約束されます(笑)

 

バンガード社は常にコストを意識しており、2018年2月にVTも信託報酬の見直しが入りました。

 

2018年バンガードETF®経費率改定のお知らせ

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) 0.11% ⇒ 0.1%

 

となってます。

 

実は2017年にも0.14% ⇒ 0.11% に下げてますので、今後の信託報酬低下も期待できます。

これはVTに限らずですが、バンガード社の投資家に対する熱意が感じられ好感が持てますね。

 

で、どうするか?

 

結論としては、VWOからVTに変えようと思います。

 

しかし、VTは50%は米国株なので、単純にポートフォリオの10%をVTに変えると、米国株の比率が高くなってしまいますので、VTはポートフォリオの20%にしようと企んでます。

 

そうすることで、非米国株の割合が10%になりますので、当初の設計通りとなります。

以前と異なる点は、非米国株の10%が新興国だけでなく、米国以外の先進国も投資対象になったことでしょうか。

 

丁度4月で米国投資を初めて1年となりますので、4月より実行していきます。

 

その前に、2018年度からのポートフォリオを整理したいと考えてますので、また別の記事で書きたいと思います。

 

 

 

↓関連記事です。よろしければご覧下さい。

 

2017年に米国株への投資を始めた頃に設計したポートフォリオです。

非米国株は全体の10%と考えてます。

2018年度から一部見直しを入れていきますが、根本的な考え方は変えないつもりです。

 

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