NISA

NISAに適した商品を考えてみました

投稿日:2017年10月5日 更新日:

 

今年も残り3か月程度になりました。
先日も申し上げた通り、私のNISA枠が残り70万くらいあります。

 

しかしながら、NISAに適切な商品を決めかねている状態です。
このままではNISA枠を使いきれずに終了してしまいそうなので、よさそうな商品を検討したいと思います。

 

メリット・デメリットから考えてみる

 

まずはNISAのメリット、デメリットから適した商品を考察してみます。

 

メリット

 

●投資額120万までの配当及び売却益が非課税

 

メリットから見ると、税金が免除になるので単純に考えると高配当で且つ売却益が見込めるものってことになると思います。
まー、こう書くとNISAでなくても理想的な商品ですね(笑)

 

別の言い方をすれば、インカムゲインが大きく見込め、ボラティリティが大きいハイリスク・ハイリターンの商品が有利ということと考えてます。
なぜかと言うと、通常税金として納めている分が大きければ大きい程、非課税枠を効率よく使えるからです。
具体的には株式や株式が対象の投信やETFです。

 

注)私は株式投資は長期的にみればボラティリティは小さくなるものと考えてます。上記はあくまでも短中期投資としての見解であり、NISAも短中期投資に向いていると考えてます。

 

これの逆が低配当で、ボラティリティが小さいローリスク・ローリターンの商品ということでNISAに向いていないのではないかと考えてます。
具体的には債券や債券が対象の投信やETFです。

 

ちなみにボラティリティの意味は↓です。

 

ボラティリティー(Volatility)とは、一般的に価格変動の度合いを示す言葉で、「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。現代ポートフォリオ理論などでは、このボラティリティーを標準偏差で数値化し、それをその商品のリスクの度合いとして捉えるのが一般的です。つまり、ボラティリティーが大きい商品はリスクが高く、ボラティリティーが小さい商品はリスクが低いと判断されるのが通常です。

 

デメリット

 

●損益通算ができない
●5年後に移管をした場合には取得価格が更新されてしまう

 

次はデメリットを見てみましょう。
損益通算できないということは、NISA口座で損したら損したものと扱われないということです。

 

例えば、A社を特定口座で購入し、100万円の利益がったとして、B社をNISA口座で購入し、50万円の損失がでた場合、損益通算できないので特定口座の利益である100万円分の利益に対して税金がかかります。
(もしB社も特定口座であれば、損益通算されて100万-50万=50万 の利益に対してだけ税金がかかることになります。)

 

5年後に移管をした場合には取得価格が更新されることについては、例えばNISAである銘柄の株式を株価100円で購入し、5年後の移管された時の株価が50円だった場合、50円で取得価格が更新されます。

 

その後、株価が100円まで戻ったので、100円で利益確定するとNISA口座以外の口座であれば100円で購入して、100円で売却したので利益は0という扱いになりますので、税金は0円になります。

 

しかし、NISA口座の場合だと、50円に取得価格が更新されているため、100円で利益確定すると、50円の利益があったものとして扱われることになります。

 

上記2つのデメリットから損失がでる可能性が高いものはNISAには向かないと言えると思います。
別の言い方をすれば、ボラティリティが大きいハイリスク・ハイリターンの商品が不利ということです。
これの逆が、ボラティリティが小さいローリスク・ローリターンの商品でNISAに向いていると言えます。

 

まとめると

メリットから向いてる商品は

 

  • 高配当
  • ボラティリティが大きい

 

デメリットから向いてる商品は

 

  • ボラティリティが小さい

 

あれ?メリットとデメリットで矛盾が生じてしまいました(笑)

 

しかし、これを無理やり計算すると次のことが言えるのではないでしょうか?
NISAに向いている商品=「高配当」+(「ボラティリティの大きさ」-「ボラティリティの小ささ」)
よって、答えは「高配当+ボラティリティの許容度」という結論が導け出せました。

 

ボラティリティの許容度は個人の財務状態により変動するところで、一概に言えないところです。
個人的にはデメリット部分を気にしてますので高配当且つ、ボラティリティが小さい(ローリスク・ローリターン)の商品がNISAに適していると考えます。

 

必ず5年後に現在の株価の数倍になると考えられる銘柄があるのであれば、高配当且つ、ボラティリティが大きい(ハイリスク・ハイリターン)の商品が良いと思います。

 

この結論に沿って、具体的な商品を検討しようと思います。

 

尚、これはあくまでも私の見解ですので、投資判断はご自身で行ってください。

-NISA




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