昨日10/12(木)の米国株式市場は小幅下落となってます。
その主な要因としては、
・JPモルガン・チェースとシティグループがトレーディング収入は減少したと発表し、銀行株が軒並み売られた
・AT&Tがハリケーンの影響と有料テレビ市場の競争激化により、期中に米国の加入者数が約9万人減少したと発表した
です。
特にAT&Tの株価は-2.33 (-6.10%)安と急落しました。
AT&Tは本業である電気通信事業から、ディレクTV買収やタイムワーナー買収により有料テレビ市場や映像コンテンツへと事業拡大しておりましたが、それが裏目になったように感じました。
アップルがスピルバーグと契約し、独自コンテンツの配信のニュースもあった通り、今後も映像コンテンツ分野は各社がしのぎを削っていくと思います。
一方、競合企業であるベライゾンはYAHOOを買収してインターネット事業向かっており、同じ電気通信事業であるものの、異なる事業戦略により今後も明暗が分かれそうです。
また本業である電気通信事業においても、ソフトバンクグループの孫さんが傘下のスプリントとTモバイルUSとの事業統合を進めており、実現するとAT&T、ベライゾンに続く3大勢力になり、こちらも競争が厳しくなりそうですね。
(日本も同じような感じでしたね。docomo、KDDIに続いて、ソフトバンクが参入してきました。)
そんな私はAT&T株を保有しておりますが、今回の下落に対しては売却/買い増しはせずにニュートラルです。
AT&Tは高配当・連続増配銘柄ですので、インカムゲイン狙いで長期保有を考てます。