誰しもお金持ちになりたいと思っているはずです。
私もその一人です。
お金持ちになれる人たちは、生まれながらにお金持ちな子供であったり、事業を成功させた人だったり、超一流企業に勤めている一部の選ばれた人間だけだと思っていませんか？
確かに上記のような人たちは人口の1%以下に満たない選ばれた人たちです。
しかし、このような人達全員が億万長者という訳ではありません。
私のような普通（以下？）のサラリーマンであってもお金持ちになれるのです。
「となりの億万長者」に学ぶ
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となりの億万長者〔新版〕
トマス・J・スタンリー/齋藤聖美 早川書房 2013年08月23日
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トマス・J・スタンリー＆ウィリアム・D・ダンコ著の「となりの億万長者」によれば億万長者は以下共通点があると書いています。
- 倹約に努め、収入よりはるかに低い支出で生活する
- 世間体を気にしない
- 資産形成の為に時間を使う
- 子供達に経済的援助をしない
- 経済的に自立するように子供を教育する
- ビジネスチャンスを掴むのが上手い
- 自分にあった職業を選んでいる
結論ですが、上記を実践できれば必ずお金持ちになれると思います。
とは言っても、「ビジネスチャンスを掴む」や「自分にあった職業など選んでいる」などは誰でもできることではありません。
なので、私は誰でもできることである以下3点を実行できればお金持ちになれるのではないかと思いました。
それぞれ普通のサラリーマンに置き換えて考えていきたいと思います。
倹約に努め、収入よりはるかに低い支出で生活する
億万長者と聞くと、ブランドものに囲まれて派手な生活をしている印象があります。
しかし、「となりの億万長者」によれば、そのような派手な生活をしている高所得者は一見すると億万長者に思いますが、実際のところ億万長者ではないことが多いようです。
それは収入以上に支出が多いからお金が貯まらないからです。
普通に考えれば当たり前のことなのですが、なぜ自分はお金が貯まらないか分かっていない人も多いのです。
本書の億万長者は、自営業者が多くそれなりに高所得者ですが、倹約に努め収入より低い支出で生活しているようです。
若干気になったのが、自営業者でそれなりに高所得者であるということ。
我らサラリーマンの所得は普通（400万～800万ぐらい）です。
であれば私たちはこの億万長者たちよりも倹約に努めなければなりません。
当たり前のことですが、収入が少ないのであれば、支出を減らせばよいのです。
収入を増やすより、支出を減らす方が簡単です。
具体的には家賃の安い場所へ引っ越す、住宅ローン、保険、通信費、車の維持費等の固定費を見直すのが最も成果があると思います。
また、生活レベルを一段下げる努力をした方が良いかもしれません。
気づきにくいですが、外食を減らすや毎日買っているコーヒーを止める等の生活習慣になっているもので必須でない消費行動が当てはまるのではないかと思います。
世間体を気にしない
お金が貯まらない人は、使うお金が欲しいから働き、次から次への贅沢な生活を追いかけます。
そして、お金のかかる生活を維持していく為に働かざる得ないと考えるのです。
億万長者は高級住宅街や高級車を乗り回すようなことはしません。
財産があるからといってライフスタイルを変えることなく、お金の心配をすることが無いよう経済的に自立する為に働いています。
サラリーマンである私達も、収入が増えたからといってライフスタイルを1ランク上げるのではなく、ライフスタイルはそのままに増えた収入を財産として残していくことが必要になります。
例えば家賃の高い場所へ引っ越すとか、ボーナスで新車を買うとか、高級時計を買うとか等はお金の貯まらない人の考えです。
一度贅沢をしてしまうとその贅沢があたりまえとなり、その生活を維持することが使命となり、一生お金の為に働く生活を強いられることになるのです。
億万長者になれば経済的に自立することが可能となり、お金の為に働く必要がなくなるのです。
資産形成の為に時間を使う
お金が貯まらない人は、資産が貯まらないことを心配することに時間を費やします。
でも資産を増やす為の行動には移そうとはしないため、資産形成に時間をかける時間は少ないようです。
逆に億万長者は資産形成の為に時間を費やすので、その分お金の心配をする時間が少ないようです。
サラリーマンである私達も、まずは資産形成について時間を費やす必要があります。
具体的には家計の把握や収支計画の作成、株式投資や不動産投資などの勉強や実行などがあげられます。
また、本書の億万長者は株式は頻繁に売買することなく、長期的に保有する傾向があり、頻繁に売買を繰り返す人は億万長者でないことが多いようです。
その為、資産形成として株式投資を考える場合には、やはりバイ＆ホールドの長期投資が有効なのではないかと思います。
最後に
以上サラリーマンがお金持ちになる為の3点を「となりの億万長者」から抜粋し、説明させて頂きました。
結局どうすればサラリーマンがお金持ちになれるかまとめると、
サラリーマンという毎月安定収入をいう強みを生かし、世間体を気にせず、倹約生活に努め、S&P500インデックスを毎月定年まで積み立て続ける
を実践できれば可能と思います。
これは一見簡単そうですが、資産形成までに時間がかかることと、数十年単位で起こる株価暴落などに耐えて積み立て続けることが必要なるので、実は非常に難しいのではないかと思います。
しかし、お金持ちになることを信じて積み立てを続け、配当再投資していけば億万長者も夢ではないのです。
参考ですが、以下は毎月10万円を30年間利回り7%で積み立てた場合の結果です。
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出典：楽天証券
