mktrです。
私のポートフォリオについて以前分析した結果、ヘルスケアセクターと一般消費財セクターが全くないことが分かりました。
その為、ヘルスケアセクターについては検討した結果、ジョンソン&ジョンソン(JNJ)とファイザー(PFE)を投資先として選定しましたが、一般消費財セクターについては未だできていなかったので、今回検討したいと思います。
般消費財セクターETFから選定
今回もヘルスケアセクターと同様に各社のセクター別ETFを参考にしたいと思います。
ETFの対象はバンガードのVCR、ブラックロックのRXI、スパイダーのXLYです。
銘柄選定の方針は以下です。
- 各ETFの保有上位10位の銘柄から選定
- 単純に全ETFで重複している銘柄を全て抜粋
- 連続増配銘柄、高配当銘柄の両方、もしくはいずれかであること
- 最終的に2銘柄に絞込み
では各ETFの保有銘柄を見ていきます。
バンガード米国一般消費財・サービス・セクターETF(VCR)
大好きなバンガード社が扱う一般消費財・サービスセクターのETFです。
概要
「MSCI USインベスタブル・マーケット・一般消費財・サービス25/50インデックス」のパフォーマンスへの連動目指します。
経費率は0.10%と他のセクター別ETFと同じ水準です。
しかし、VTIやVOOなどに比べると少し高めです。
構成銘柄
Amazon(AMZN)が12.1%と大きな割合を占めてます。
次にHome Depot Inc(HD)が6.1%、Comcast Corp(CMCSA)が5.6%と続いてます。
個人的にはヘルスケアセクターと異なり、一見すると様々な業種が混在しているように思いますね。
大雑把に言えば、小売業(通信販売含む)と娯楽で形成されているみたいです。
iシェアーズ グローバル一般消費財 ETF(RXI)
ブラックロック社が扱う、一般消費財のETFです。
概要
「S&P Global 1200 Consumer Discretionary Sector Index(TM)」のパフォーマンスへの連動目指します。
バンガード社のVCRと大きく異なるのは、全世界の一般消費財セクターを対象としたインデックスというところです。
VCRは米国だけ対象です。
概要に記載がないですが、経費率は「0.48%」でVCRに比べると高いです。
構成銘柄
こちらも上位3銘柄はAmazon(AMZN)が10.1%、Home Depot Inc(HD)が4.83%、Comcast Corp(CMCSA)が4.20%と続いてます。
全世界対象ということもあり、日本のトヨタ自動車も上位組入れ銘柄になってますね。
一般消費財セレクト・セクター SPDRファンド (XLY US)
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが扱う、一般消費財セクターのETFです。
概要
ベンチマークは「一般消費財セレクト・セクター指数」でVCRとは異なるようです。
しかし、VCRとXLYはアメリカのみ対象としているところは同じようです。
一般消費財セレクト・セクターが該当する業種について、具体的に記載されてました。
以下抜粋です。
一般消費財セレクト・セクター指数は、以下に記載する産業分類の企業を含みます: 自動車部品、自動車、家庭用耐久財、レジャー用品、繊維・アパレル・贅沢品、ホテル・レストラン・レジャー、各種消費者サービス、メディア、小売(販売、インターネット販売・カタログ販売、複合小売り、専門小売り)
一般消費財セクターに該当する業種は多義にわたるようですね。
経費率は0.14%と低いですが、VCRよりは若干高いです。
構成銘柄
上位3位はやはり変わりませんね。
VCRとの違いとしては、
- VCRは「Time Warner」と「Charter Communications」が上位に組み込まれている。
- XLYは「NIKE Inc. Class B」と「Lowe’s Companies」が上位に組み込まれている。
といったところで、そう大差はないようです。
選りすぐりの全7銘柄が決定
選定基準に従い、全てのETFで重複していた7銘柄をチョイスしました。
また、各銘柄の連続増配年数、配当利回りを整理し、この中から絞り込んでいきます。
銘柄 | ティッカー | 株価 | 連続増配年数 | 配当利回り | PER |
---|---|---|---|---|---|
Amazon.com Inc | AMZN | 1,141 | - | - | 290.48 |
Home Depot Inc | HD | 179.82 | 8 | 1.98 | 24.94 |
Comcast Corp | CMCSA | 37.54 | 10 | 1.68 | 17.71 |
Walt Disney | DIS | 37.54 | 8 | 1.60 | 18.45 |
McDonald's Corp | MCD | 171.97 | 42 | 2.35 | 24.82 |
Priceline Group Inc | PCLN | 1,724 | - | - | 24.19 |
Starbucks Corp | SBUX | 57.82 | 8 | 2.08 | 29.35 |
連続増配銘柄は?
1位:McDonald’s Corp
2位:Comcast Corp
3位:Home Depot Inc、Walt Disney、Starbucks Corp
McDonald’s(MCD)が断トツの42年で連続増配の配当貴族です。
2位以下は10年以内となっており、横並びです。
高配当銘柄は?
1位:McDonald’s Corp
2位:Starbucks Corp
3位:Home Depot Inc
高配当でもMcDonald’s(MCD)が1位です。
その他銘柄は3位でも1%台と高配当銘柄は少ないなぁって印象です。
まとめ
一般消費財セクターを整理した結果以下のことが分かりました。
※各ETF上位10銘柄の結果です。
- 連続増配銘柄が少ない
- 高配当銘柄が少ない
- PERが高く、グロース株が多い(AMZN、PCLN等)
今回の検討で2銘柄選定しようとしてましたが、私の投資方針である連続増配・高配当銘柄の該当が少ないので、一般消費財セクターからは1銘柄だけチョイスしたと思います。
というか、答えは1つ「McDonald’s(MCD)」決まりです。
しかし、配当利回りは2%台と高くはないので様子を見て買付していきたいと思います。
今回の調査の結果、過去リターンの大きかった各セクターから2銘柄選ぶつもりでしたが、1銘柄だけのセクターも考慮し、セクター別のポートフォリオを作成しようと思いました。