前回、住宅ローンの固定金利について記事にさせて頂きましたが、過去に金利引下げ交渉もしたことを思い出したので、今回記事にさせて頂きます。
引下げ交渉までの経緯
以前、三井住友銀行で住宅ローンを組んでいましたが、ローン開始が約6年前なので現在より金利が高い水準でした。
現在は変動金利で0.775%ですが、当時は1.075%でした。
(但し、私は8大疾保証付きで+0.3%されてましたので、1.375%でした。)
住宅ローン契約時に一定の条件をクリアできれば-0.2%可能でしたが、残念ながら私はその条件をクリアできず、仕方なしに契約しました。
それから3年後、世間の金利が低下していく中、私の金利が高いと思うようになってきたのです。
(8大疾保証付きを止めればいいじゃんというツッコミもありますが・・・)
そして、いろいろ調べたところ以外と簡単に交渉可能なことが分かりました。
金利引下げ交渉の3ステップ
私が実行した金利引下げの3ステップを紹介します。
意外と簡単で、短期間(1~2週間)で実施可能です。
ステップ①:金利の安い金融機関で仮審査
まずは金利の安い金融機関で仮審査をしましょう。
これは次のステップで必要な借り換え意思があることのエビデンス(証拠)になります。
私は住信SBIネット銀行で仮審査しました。
私は当日中に「住宅ローン仮審査終了のお知らせ」というメールが来ました。
ステップ②:借り換えの意思を伝える
次に住宅ローンを受けている金融機関に実際に行きます。
案内する担当者が居れば、「御行の住宅ローンを利用している者だが、借り換えについて考えているので相談したい」旨を伝えましょう。
マニュアルがあるのか不明ですが、私は別室に連れていかれ、その後、ローン担当者が来ました。
先程と同様に借り換えを考えていることを伝えます。
ここで直接金利を下げて欲しいことを伝える方法もあると思いますが、私は「借り換えしたいが、御行に対してどのような手続きをして進めていけばよいのか?」を相談しにいくスタンスで話をもっていきました。
そうするとローン担当者の方から、金利引下げを提案してくれました。
そこで具体的にどの金融機関で借り換えを考えているのか?金利はどの程度なのか?等をヒアリングされます。
もし、ここで仮審査がOKだったことを証明するものを要求された場合には、ステップ①の仮審査の結果を提示しましょう。
(私は要求されませんでしたが・・・・)
最後に引下げ金利の希望を伝えましょう。
その場で回答は出ず、審査に回され、後日電話で回答するという流れになると思いますので、この日は立ち去りましょう。
ステップ③:引下げ条件を交渉する
後日、電話連絡があり、金利引下げ条件を提示されると思います。
自分が希望した内容であれば快諾してもいいと思いますが、条件が合わないのであれば交渉しましょう。
私は想定より0.1%引下げが小さかったですが、実は借り換えの意思がなかったので承諾しました。
(確か0.3%下げる希望を出しましたが、0.2%で提示されたと記憶してます。)
もし、借り換えの意思があるのであれば、強気に交渉しても良いと思います。
断られたら借り換えすればよいだけですので。
これで金利引下げ交渉は完了です。しかし、残念ながらもう一度銀行に行き、契約変更する必要があります。
正直一番面倒な作業ですが、頑張ってこなしましょう。
注意事項
金融機関によっては、金利変更の手数料がかかります。
この手数料はネット等で調べても見つかりにくいので、事前に金融機関に聞いておきましょう。
私は3万くらいかかった気がします。
その為、本手数料を考慮した上で、金利変更した方が良いと思います。
(変更後の金利差では、どの程度の期間でペイできるか等)
最後に
ステップ①の仮審査ですが、想定では借り換え金利の内容なども送られてくると思いましたが、実際は以降の手続きの流れやスケジュールについて説明があるだけでした。
しかも、金融機関では特に提示要求もされませんでしたので、実は不要な作業かもしれません。
この作業を飛ばせば2ステップとなり、より簡単に金利引下げ交渉が可能になりますね。
何も行動に移さないと、本来下げられるはずだった金利分まで一生負担し続けること(金融機関の養分)になります。
心当たりのある方は早速金融機関に交渉してみてはいかがでしょうか?