私は1年前より米国株投資を開始し、シーゲル流投資に影響を受け、ETFとディフェンシブ個別銘柄へ毎月コツコツ投資をしています。
だけど、ここ最近はディフェンシブ銘柄が下がり続けてます。
特に保有銘柄では、生活必需品セクターのPG、PM、MO、ヘルスケアセクターのJNJの調子が良くないですね。
もちろん上記銘柄は全て含み損を抱えていることは言うまでもありません。
一方、ETFであるVTIやVTは、含み損はあるものの、ディフェンシブ銘柄程の打撃は受けておりません。
その為、最近は全ての投資先をETFにした方が良いのかなぁって考えていました。
その方が、平均点は取れる訳ですし、そもそも平均点以上を取ることを考えることすらおこがましいのではないかと・・・。
しかし、以下記事を読んだところ、シーゲル流投資はこれからも有効であることを再認識することができました。
↓広瀬さんの記事です。勉強になります。
パフォーマンスの高い投資戦略やセクターは変化し続ける
現在はFAANGを始めとする、テクノロジーセクターのグロース株投資が流行っており、近年では最も高いパフォーマンスで、市場を牽引しています。
しかし、以前はバリュー株投資や、新興国株式が流行り、セクターではエネルギーセクターや通信セクターが高いパフォーマンスを示していた時期があったわけです。
ということは、現在の局面では、投資戦略はグロース株戦略が有効で、セクターではテクノロジーセクターが有効な時期だということであり、今後有効な投資戦略は景気の局面に合わせて変化していくはずです。
セクターローテーション的にはディフェンシブ銘柄のパフォーマンスは良くないが・・
出典:SBI証券
上記は景気局面に対して、パフォーマンスが高いセクターを区分した図です。
現在の景気局面は、
- 景気が比較的強い
- 金利が高くなってきた(長期金利が3%超)
ですので、オレンジ色のゾーンに該当すると考えられます。
このゾーンに属するセクターは「ハイテク株」、「金融株」となります。
まさに、現在盛り上がっているセクターですね。
と考えると、次の局面はグレー色のゾーンに属する工業、素材、消費循環セクターからエネルギーセクターへ移行していくことになりそうです。
対して、ディフェンシブ銘柄が属するゾーンは、青色のゾーンになります。
このゾーンは、景気が弱く、金利が低い局面において、パフォーマンスが高いことを示しています。
その為、現在の景気局面においては、ディフェンシブ銘柄のパフォーマンスが最も低いことを意味しており、これは想定の範囲であると言えます。
逆に言えば、いずれ景気局面が変わり、ディフェンシブ銘柄がパフォーマンスが高くなる可能性があるし、パフォーマンスが低い現在が仕込み時だとも考えることもできます。
最後に
ディフェンシブ銘柄は、名前の通り、株価下落局面において効果を発揮すると何となく認識していましたが、セクターローテーションの図のように可視化することで、理解が深まりました。
上記より本記事をまとめると
- 1つのセクターや投資戦略が勝ち続けることはなく、変化していく
- 現在の景気局面ではディフェンシブ銘柄のパフォーマンスが低いことは想定内
- 景気局面が変化すれば、ディフェンシブ銘柄のパフォーマンスが良くなる(はず・・)
広瀬さんは最後に以下のように言っており、ブレ始めていた私に喝を入れて頂きました。
そもそもジェレミー・シーゲルは長期投資の奨励者であり、「シーゲル銘柄」は長期で保有すれば、均してみればアウトパフォームしやすいという考え方なのだから、半年やそこら下げ続けたからといって匙を投げてしまうような人は、そもそもシーゲル流投資に向いてないと思います。
シーゲル流投資には根気が必要です。
おっしゃるとおりです。というか耳が痛い・・・。
私は長期投資家なので、短期の運用成績で一喜一憂すること自体が間違いなのですね。
初心忘るべからずで、根気強く投資と向き合いたいと思います。