2018年10月10日の急落以降、株価は未だに調整中のまま。
また、10月は決算発表もあり、その影響も受けて毎日激しく株価が動いている印象です。
あまりに動きが激しいので、つい先日運用状況を確認したばかりですが、再度確認したくなりました。
2018年10月27日の運用状況を確認
下記の表は、私の保有銘柄と運用状況です。
その中でも、買増し候補銘柄は区分がUSの8銘柄と、ETFです。
含み損益を確認すると、真っ赤になってますね・・・。
そう、保有銘柄のほとんどがマイナスです ( ノД`)シクシク…
でも、10/1と10/27のS&P500下落率は約9%くらいでしたので、私の保有するディフェンシブ銘柄は意外と頑張ってくれたようです。
もともとマイナスな銘柄もあったし。
しかし、2銘柄(赤枠)の含み損が酷いことになってます。
それはIBMとAT&Tです。
共に、決算の結果が悪かったため、失望売りにより株価が急落したからです。
IBMへの投資を続けるべきか?
IBMの株価が急落した原因は、コグニティブ・ソリューションの売上減少による失望感からとニュースは報じてます。
コグニティブ・ソリューションは人工知能の「Watson」関連の事業が含まれており、今後の成長を担う事業という期待感がありましたが、それが裏切られた結果と考えられます。
これにより、株価は7%急落しました。
とはいえ、決算の結果で株価が動くのはいつものこと、本当にIBMを手放す程のひどい決算だったのでしょうか?
上記図は、IBMの過去四半期の売上と利益です。
今回の決算である2018年3Qを確認すると、確かに売り上げは落ちてますが、むしろ利益は増えてますね。
しかも、IBMは現在も利益率やROEは高く安定した利益を確保できてます。
また、予想EPSが13.81ドルなので、現在の株価である124ドルであれば、PERは9%となり、かなり割安と言えそうです。
なので私は、今回の決算だけではIBMを売るつもりはありませんし、買増しも続けようと思います。
AT&Tへの投資は続けるべきか?
AT&Tの株価急落の原因は、今後の業績の成長を牽引すると期待されているエンタテイメント部門の業績が不振であったことと、EPSが市場予想を下回ったことによるものと報じられてます。
これにより、株価は8%急落しました。
ではIBMと同様に過去四半期の売上と利益を見てみましょう。
2017年4Qは税制改革による増益なので無視します。
そうすると、今回の2018年3Qは、売上、利益共に増えており、それほど悪い決算ではないことが分ります。
また、AT&TもIBMと同様に利益率、ROEも高く、今後も安定した利益は確保していけそうです。
とはいえ、個人的にはAT&Tのエンタテイメント部門の成長には懐疑的であり、本部門が足を引っ張る可能性すらあるのではないかと考えてます。
その為、今後の業績次第ではAT&Tからベライゾン(VZ)に乗り換えるかもしれません。
最後に
私の保有する銘柄から、特に不調な2銘柄の決算を確認しましたが、結果として、投資は継続していこうと思います。
IBM、AT&T共に、成長が期待されている事業が不振だったことが急落の原因でした。
しかし、土台となる事業の業績はそれほど悪くはなく、今後も安定した利益は見込めそうだというのが理由です。
私の買増し候補銘柄は、継続的に利益が確保可能な事業を持つ企業を選択しているつもりであり、バイ&ホールドで長期保有を考えてます。
とはいえ、状況によっては見限るタイミングが来るかもしれません。
恐らくその時は、投資先企業の致命的な問題が発生した時か、減配を発表した時かなって考えてます。
ちなみにWBKの含み損は最も酷いのですが、現状は買増し候補銘柄ではないので、割愛しました。
まー、WBKも売らないし、むしろ買増ししたくらいですけどね。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
IBMは、急落した時に初めて買った米国株です。
落ちてるナイフを掴んでしまいました・・・。
AT&Tも何度か急落してますので、抗体ができたのかも・・。