6月の配当金を確認すべく、SBI証券の外貨入出金明細を確認していたら気になるものを見つけました。
立て続けにBNDから少額の入金がありました。
これ何?
っていうことで確認してみました。
電子交付サービスを確認
外貨入出金があったのであれば、電子交付サービスを見れば詳細が記載されているので早速確認。
むむ!
赤枠内を見ると「外国源泉税に対する還付金の支払い」と書かれてます。
私は住宅ローン控除で所得税が0なので外国税控除は申請していません。
それなのになぜ還付金が・・・・うれしいですが気持ちが悪い・・・。
答えはQII (Qualified Interest Income)によるもの
SBI証券に問い合わせようと思いましたが、ネットから答えを導けました。
それは、
米国の QII (Qualified Interest Income)という税率調整の制度によるものと判明。
先人がSBI証券に問い合わせ頂いていたみたいなので参考にさせて頂きました。
参考:THEO[テオ]実践中。QII (Qualified Interest Income)という税率調整制度に基づく還付がありました
QIIってなに?
個人的にもQIIについて調べてみました。
これという有力な情報が得られない&バンガードの情報が無かったので、ゴールドマンサックスから抜粋。
(もちろんgoogle翻訳)
ゴールドマンサックスマネーマーケットファンドの適格受取利息(QII)および適格短期キャピタルゲインパーセンテージ
一部のゴールドマンサックスマネーマーケットファンドは、米国外の株主に分配された場合、米国の源泉徴収税が免除される可能性のある適格な受取利息および短期のキャピタルゲインを生み出します。 米国の税法 規制対象投資会社が、支払利息に関連する配当(通常、適格受取利息と呼ばれる)および短期キャピタルゲイン配当を表す部分を免除対象として指定することを許可します。
出所: Goldman Sachs
太字に注目すると、
- 米国外の株主であること
- 米国の源泉徴収税が免除される可能性のある適格な受取利息(=支払利息に関連する配当)であること
- 免除対象として指定されていること
というキーワードが浮び上がってきました。
これより、米国外の株主で、支払利息に関連する配当が含まれるファンドやETFで免除対象として指定されているものが還付金の対象となることと理解しました。
恐らくBNDもこの条件に含まれているので還付金が出たんでしょうね。
株式系ファンドやETFは還付対象外
私はVTI、VT、VYM等の株式系ETFも保有していますが、今回のような還付金を受け取ったことはありません。
これは2の条件である「支払利息に関連する配当」ではないからだと推測します。
んでは、バランスファンドのように、株式と債券で運用している商品は対象なんですかね?という疑問も出てきますが、全ての商品ではなく免除と指定された商品だけなんだということで納得することにします。
最後に
6月に受け取った還付金の受取り額合計は2.91ドルでした。
大きな金額ではありませんが、全く想定していない収入だったので素直に嬉しいものです。
ただ、それ以上に今まで知らなかったことを学ぶことができたので、それが一番の喜びと言えますね。