今週末のダウは約-2%(-600ドル)の下落でしたね。
どのニュースもコロナウィルスが原因と言ってますが、個人的には多分関係なく、ただの調整だと思ってます。
4Q決算はハイテク株が好調ですが、私が投資しているオールドエコノミー系の銘柄が足の引っ張っている印象。
そんな銘柄の決算を後編で確認していきます。
対象は以下3銘柄。
- コカ・コーラ
- アルトリアグループ
- エクソンモービル
コカ・コーラは好調。引き続き買増しチャンスなし。
- 売上高 :予想88.5億ドルに対し90.68億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+16%
- 一株当たり利益(EPS) :予想0.44ドルに対しドル0.44ドル
売上高は予想を上回り、EPSは予想と一致しました。
前年同期比の売上成長率はプラスで、良い決算だったといえます。
P/Lを確認していきます。
前年同期比で売上、営業利益、純利益共にプラスとなってます。
成熟企業なのにまだ成長余地があるところがKOの凄いところ。
さすがワイドモートな企業です。
決算が好感され株価は約3%の上昇!
ただですら割高で買えなかったのに、さらに買うチャンスが無くなりました。
現在のPERは32倍、配当利回りは約2.7%です。
成熟企業でPER32倍はやはり割高としか思えませんし、利回り3%は欲しいのが正直なところ。
アルトリアは悪決算だが、本業はまちまち。
- 売上高 :予想48.9億ドルに対し48億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+0.3%
- 一株当たり利益(EPS) :予想1.02ドルに対しドル1.02ドル
売上高は予想を下回るものの、EPSは予想と一致しました。
前年同期比では僅かながらプラスであり、まちまちといったところ。
※売上高は純収入(Net revenues)から消費税(Excise taxes on products)を引いた48億ドルです。
ご覧の通り、最終損益が18億ドルの赤字となってます。
これはジュールの評価損を10~12月期に41億ドルの評価損を計上したため。
本業自体はそれほど悪くなく、安定の営業利益率を保ってます。
もちろん株価は大幅下落。
とはいえ、MOの下落には慣れているので特に思うところはありません。
タバコは斜陽産業であるものの、営業利益率は高く安定しているので、配当出す限りはホールドしていきます。
エクソンモービルは原油価格の値下がりの影響で悪決算
- 売上高 :予想645.8億ドルに対し671.7億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比-6.6%
- 一株当たり利益(EPS) :予想0.43ドルに対しドル0.41ドル
売上高は予想を上回るものの、前年同期比ではマイナス。
EPSは予想を下回り、微妙な決算となりました。
前年同期比では売上高、営業利益、純利益共に下回っていることが確認できます。
これは単純に本業が不調ということになりますが、原油や天然ガスの値下がりの影響をもろに受けているので、価格が回復すれば業績も回復すると思慮。
とはいえ、石油も斜陽産業であり成長は見込めないので、株価下落の配当利回りが高いタイミングで仕込む戦略となりそうです。
決算を受けて当然株価は下落。
現在、過去5年で最安値となる62ドルまで下げてます。
配当利回りは5.37%と高配当。
絶好の投資タイミングではありますが、配当性向は100%に近く、今後も配当を続けることができるか不安ではあります。
まとめ
後編3銘柄のまとめです。
コカ・コーラは問題なし。
問題あるとすれば、割高で買増せないこと。
アルトリアグループは問題なし。
ジュールの評価損で赤字決算ではあるが、本業はまちまち。
エクソンモービルは問題なし。
但し、配当性向が高く、継続的な配当が可能か注視する必要あり。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
2019年7-9月期のコカ・コーラの決算について書いた記事です。
2019年7-9月期のアルトリア、エクソンモービルの決算について書いた記事です。