コロナショック以降いろいろ思うことがあり、これまで避けていたグロース株への投資も検討することにしました。
それで相当悩んだんですが、結局「バンガード・米国グロースETF(VUG)」を定期積立することにしました。
はっきり言ってVUGはVGTやQQQと比べて人気がありません。
なのになんでVUGを選んだのか?という記事です。
VUGはグロース株ETFとしてバランスが良い
経費率が安い
まずETF選びの基本である経費率ですが、VUGの経費率は0.04%です。
100万円保有で年間約400円ということになりますね。
VTIと比較しても0.01%の差しかありません。
対抗馬である、QQQは0.2%、VGTは0.1%であり、決してた高くはないですが、VUGに軍配が上がります。
投資したい銘柄が多い
出所:バンガード
個人的に、個別で投資したいけどできていない銘柄として、APPL、AMZN、GOOG、V、MAがあります。
これに全て投資し、保有割合も高めなETFが欲しかったのです。
しかし、QQQはナスダック銘柄だけなので、V、MAは対象外だし、
VGTは情報技術セクターだけなので、AMZNが対象外となります。
そして、それを満たすグロース株ETFはVUGだけだったというわけです。
また、保有銘柄上位3位のMSFTは約10%、AAPLは約9.5%、AMZNは7.8%とQQQやVGTと比べると控えめとなってます。
上位が10%程度に収まっている点も好みです。
分散が効いている
出所:バンガード
VUGは米国市場全体(ナスダック含む)の大型グロース株セグメントを網羅する、CRSP USラージキャップ・グロース・インデックスの連動を目指すETFであり、保有銘柄数は269銘柄となります。
セクター比率を確認すると、情報技術(テクノロジー)セクターが約43%と高いですが、意外とその他セクターへの分散も効いていますね。
QQQと比較すると、セクター比率はさほど変わりませんが、QQQには金融セクターが無い点が大きく異なります。
また、保有銘柄は100銘柄なので、VUGの方が分散が効いていると言えます。
VUGのリターンはQQQ、VGTに劣る
VUGには1つ大きな問題があります。
それはQQQやVGTに比べて圧倒的にリターンが悪いことです。
VUGが設定された2004年~2021年のチャートです。
過去の上昇率を確認するとQQQは613%、VGTは527%、VUGは329%の上昇となっており、QQQの約半分なんですね。
しかし、保有割合上位はQQQやVGTと比べてもさほど差はありません。
ではなぜリターンが悪いかというと、パフォーマンスが悪いセクターも保有しているからと言えます。
メリットである分散投資がパフォーマンスを悪くしているんでしょうね。
特に金融セクター比率が高いので、これが足を引っ張ってると思います。
最後に
VUGの唯一の問題である相対的にリターンが低い点が引っ掛かり、最後までQQQと迷いましたが、最終的にはバンガードが好きということでVUGを選びました。
というのは冗談ですが。(でも20%くらいはマジ)
これまでQQQやVGTの方がリターンが良く、暴落時も強かったかもしれません。
しかし、これからは分散が効いているVUGの方が安心して保有できるのでは?と思い、積み立てるならVUGの方がいいかなと考えました。
とはいえ、実はQQQへの興味は失っていません。
今後、QQQのボラティリティは大きくなると思いますが、右肩上がりの上昇は期待できます。
その為、分散が効いているVUGを定期積立しつつ、QQQはうねりを狙って買付するという結論に至りました。
我ながら中途半端な結論と自覚してますので、もしかしたら方針変更するかもしれませんけど・・・。
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コロナ渦中の不安もあり、高配当株だけでは投資で成功できないのでは?ということで、グロース株投資の検討を開始しました。