2月2日ダウ平均株価が665.75ドル(2.5%)下げて25520.96ドルで取引が終わりました。
下落幅はリーマン・ショック後の2008年12月以来の9年ぶりの大きさだったようです。
私も朝起きて株価をチェックした時にビックリはしましたが、過去の実績と比較しても衝撃的な下げ幅だったんですね。
下落の原因は
- 米雇用統計が堅調な内容であったこと
- 今年3回を超える利上げが必要になる可能性を示唆したこと
- 10年債利回りが上昇し、2.85%を超えたこと
のようです。
箇条書きにしてしまいましたが、これらは関連性があり以下のような流れで下落したと考えられます。
雇用統計の予想を大幅に上回る結果を発表
(特に平均時給が前年同月比2.9%上昇したことが要因と思慮)
↓
米利上げペースが速まる可能性が意識される
↓
長期国債利回り上昇
↓
米国債の利回り上昇により、相対的にリスク資産の米国株の魅力がなくなる
↓
米国株が売られる
↓
米国株価下落
連日高値を更新していましたが、とうとうこの緊張の糸が切れたって感じがしました。
リセッション時の投資方針は?
今回の下落で衝撃を受けた方と、待ちに待ったリセッションがキター!っていう方がいると思いますが、私はどちらかと言うと後者の方です。
私はリセッション時には投資方針を一時的に変更して、バーゲンセールに積極的に参加したいと考えてます。
リセッション時の方針としては
- 月20万~30万を追加投資
- 期間はリセッションを確認した月から約半年~1年
- 投資タイミングは月1回の定期買付と同じ
月20万~30万を追加投資
暴落直後に虎の子の現金を全額投資することはNGです。
暴落後もどんどん株価が下がる可能性があり、タイミングを見計らって底値で拾うことは極めて難しいからです。
その為、投資金額は小出しで分散し、ドル・コスト平均法で投資します。
また、以前から課題となっている高い現金比率を解消するチャンスでもあります。
期間は約半年~1年
過去の暴落を確認すると、事象発生直後に底値になることはないです。
上のチャートはダウ平均株価の全期間です。
緑丸で囲った箇所は暴落時期を示しており、ITバブル崩壊、リーマンショック、チャイナショックの3つをサンプルとしました。
ここで確認したいのが、いずれも事象発生からずるずると株価が下がり、約半年~1年の間で底値に到達してます。
そうなのです、意外と暴落期間は長いんです。
その為、暴落したからといって直ぐに飛びつかず、半年くらい待って買付することで底値を拾うことができるかもしれません。
しかし、私は底値を狙って集中投資する程の自信と技術もないので、買付期間を設定して、毎月定期的に追加投資することで底値ではないものの、できる限り安値で拾うことを考えてます。
ただ、暴落の事象(トリガー)は何だったの?を判断するのが難しいという問題がありますけど・・・。
投資タイミングは月1回
私は毎月最終週のどこかで買付するというルールに従って投資してます。
暴落時も毎日の株価を追わずに、ルールに従って追加投資しようと思ってます。
私はタイミングを見計らうと大抵は裏目に出るからです。
まとめ
私が2017年4月から米国株を開始してから、恐らく初めてのリセッションのトリガーになりそうな事象です。
しかし、この下落がリセッションへの入り口となるのかは、現時点では分かりません。
(ちなみに記事を書いている2/5 22:00現在のダウ先物は-165ドルと下落を暗示してます・・・)
いずれにしても、今後も長期投資を続けていくのであれば、遅かれ早かれ株価暴落は必ず経験することになります。
その時に感情で動かず、投資方針従って投資を続けることで、市場に居続けられると考えてます。
そして、市場に居続けられることができれば、暴落時に安値で仕込むことができるので、長期的に考えると高リターンが期待できることになります。