買付した当日に株価下落し、いきなり含み損になるケースが多い今日この頃。
この度に思うのが「私には投資の才能がないのでは・・・」ということ。
現在、各証券会社の努力により、米国株最低手数料ゼロとなったため、1株単位からの投資が可能となりました。
これにより、近頃考えるのは定期買付サービスで全保有銘柄の株を1株づつ買えばいいんじゃね?
ってことです。
毎月定期的に買付されるので、安値で買える時もあれば高値で買う時もありますが、ドル・コスト平均法により取得価額が平準化されるので、投資対象さえ間違わなければとても良い方法に思います。
んでは、本当に全銘柄1株買付は良い方法なのか?
を個人的な目線で確認していきたいと思います。
全銘柄1株買付は良い方法なのか?
結論ですが、個人的には無しだと思ってます。
一番メリットは前述の通り、ドル・コスト平均法により取得価額が平準化されること。
その次は買付の手間が省ける、一喜一憂せずにすむといったところでしょうか。
しかし、それ以上にデメリットがある為、私は無しと考えてます。
ポートフォリオが安定しない
最大のデメリットとして、ポートフォリオが安定しないことです。
極端な例ですが、50ドルの銘柄Aと100ドルの銘柄Bを、定期買付けサービスで1年間1株づつ買ったとします。
ポートフォリオ上ではA,B共に50%保有したいと考えていたとした場合、1年後のポートフォリオは
銘柄A 600ドル(33%)
銘柄B 1,200ドル(67%)
となり、想定したポートフォリオを大きく乖離してしまうことになります。
上記は株価を固定としているので予想できますが、通常は株価が変動するので、よりポートフォリオは安定しません。
ちなみに全銘柄を毎月同額で買付ければ上記問題は回避できます。
しかし、1株の価格が高い銘柄があると毎月の投資額が大きくなる点が悩ましいところです。
(1株200ドルの銘柄があったとして、これを基準に買付けると10銘柄へ投資するためには毎月2,000ドル必要。)
割高な銘柄を買い続けてしまうリスク
定期買付のメリットでもある取得価額が平準化ですが、考え方次第でデメリットにもなります。
それは、明らかに割高な銘柄を買い続けてしまうということ。
個人的には成熟株でPERが25倍以上の銘柄は割高でとても手が出せないです。
現在だと、PGとかMCDとかかな。
しかし、定期買付だと果敢に買付けてしまうのですね。
これが良い結果になる可能性ももちろんありますが、悪い結果になる可能性の方が高いと考えてます。
投資を楽しめない
私は投資が好きです。
なんだかんだで毎月の買付が楽しみなのも事実。
それが1株の定期買付だと全く楽しめなくなります。
というか、買っていることすら忘れそう。(それはそれでよいのですが・・・)
最後に
投資が上手くいかないと正直なところVOOやVTIなどのインデックス連動のETFや、定期買付サービスによるドル・コスト平均法に逃げたくなります。
しかし、そもそも個別株へ投資するということは、ある程度のボラティリティを許容し、投資を楽しみたいと思っているということ。
であれば、やはり定期買付サービスは利用せず、己の投資スタイルを信じて投資していきたいですね。