株価が大きく動いたこの1週間。
コロナウイルスの影響だけでなく、決算による株価変動も大きかった印象です。
私の保有株はどうなっているんでしょうか・・・。
というわけで、先週1/27~1/31で発表された保有株の決算を確認していきます。
対象は以下5銘柄。
- スリーエム
- AT&T
- コカ・コーラ
- アルトリアグループ
- エクソンモービル
ちとボリュームが多いので今回は前編、後編に分けたいと思います。
スリーエムの決算は最悪。リストラによる業績回復は成功するのか疑問・・・
- 売上高 :予想81.2億ドルに対し81.1億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+2.1%
- 一株当たり利益(EPS) :予想2.10ドルに対し1.66ドル
売上成長率は前年同期比でプラスであるものの、売上高、EPS共に予想を下回りました。
特にEPSは予想の-21%であり、大きく下回りました。
P/Lを確認していきます。
出所:3M
売上高は4Qでは前年同月比でプラスとなってますが、通期では1.9%のマイナスです。
EPSは酷いもので4Qでは前年同期比で27%減少、通年でも前年比で12%減少してます。
また、気になるのは営業利益率の低下。
2018年は22.4%でしたが、2019年は16.3%と大きく低下しています。
当然ながら株価は-5.7%の急落。
とはいえ、個人的には株価が上がって買増しにくかったこともあり、拾いにいきたいところ。
スリーエムは2020年にリストラを計画しており、どの程度の効果があるか不明ですが、私はまだ見捨てないつもりです。
AT&Tは本業は良かったものの、メディア事業で苦戦
- 売上高 :予想469.9億ドルに対し468.2億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比-2.4%
- 一株当たり利益(EPS) :予想0.87ドルに対し0.89ドル
売上高は予想を下回りましたが、EPSは予想を上回りました。
しかし、売上成長率は前年同期比でマイナスとなり、苦しい決算となりました。
出所:AT&T
売上高以上に営業利益も-13.6%と大きく落ち込んでおり、営業利益率は前年12.8%に対して11.4%に減少。
しかし、これは償却、合併および統合関連費用によるものであり、調整後の営業利益率は前年同期と同じ19.6%なので、そこまで悲観することはなさそうです。
予想以上に株価は急落(-3.97%)
これはテレビサービスの会員数が大幅にマイナスとなったため、メディア事業への転換に苦戦していると捉えられたことによるものと思います。
AT&Tは動画ストリーミングサービス「HBO Max」を5月に開始予定しており、本サービスへ期待しているものの、本業の調子が良いので、余計なことすんなという気持ちもあります。
まとめ
前編2銘柄のまとめです。
スリーエム(MMM)の決算は問題あり。
とはいえ、引き続き保有し、チャンスがあれば買増し。
但し、決算ミスが続くようであれば売却も視野に。
AT&Tの決算は問題なし。
しかし、メディア事業への転換はまだまだ苦戦を強いられそう。
本業で稼げているうちはいいのですが・・・。
残り3銘柄の決算は後編で。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
2019年7月-9月期のスリーエムの決算について書いた記事です。
2019年7月-9月期のAT&Tの決算について書いた記事です。