今回は米国株取引に必要なドル購入方法について書いていきたいと思います。
為替取引について
為替取引って何?
為替取引は簡単に言うと、2国間の通貨を交換する取引を言います。
日本円を中心に考えると、日本円⇒米ドル、日本円⇒ユーロ、日本円⇒豪ドルと他国の通貨に交換することです。
また、日本円だけでなく、米ドル⇒ユーロ、豪ドル⇒米ドルの交換も可能です。
交換にはレート(交換比率)があります。
レートは各国の経済状況や政治状況、金利や世界情勢などの様々な要因によって変動します。
よくテレビ等で聞く、「1ドル=112円20銭」とかのやつです。
初めは非常にわかり難いですが、現在のレートが「1ドル=100円」とした場合、翌日これが「1ドル=90円」になれば円高です。
逆に「1ドル=110円」になれば円安です。
円の価格が上がったように感じるので、円高ではないか?と間違える方が多いですが、あくまでも1ドルを何円と交換できるか?なので円の価格が低い方が円高となります。
旅行でイメージしてみる
イメージし難いと思うので旅行を例にとってみましょう。
旅行に行く為に10,000円をドルに交換するとします。
交換レートは「1ドル=100円」の場合、100円で1ドルと交換できるわけですから、10,000÷100で100ドルを手にすることができますね。
※ここでは分かりやすくする為、手数料は考慮してません。
では交換レートが「1ドル=110円」の場合は何ドル手にすることができるでしょうか?
10,000÷110なので、約90.9ドルになりますので、レートが「1ドル=100円」の時より10ドル近く手にするドルが減ってしまいました。
上記より「1ドル=100円」は「1ドル=110円」に比べると手にするドルが多くなるので円高であるというイメージができるのではないでしょうか?
ドル転
上記のように円⇒ドルに交換することを米国株投資家の間ではドル転と言ってます。
ドル転については極度に為替レートを意識する必要はないと私は考えてます。
もともと為替差益を狙っているわけではないからです。
為替差益を狙う取引はFXになりますからね。
また、今後はなだらかに円安に向かっていくと思いますし、タイミングを見計らって機会損失になる可能性もあるからです。
為替取引の流れ
では為替取引(ドル転)の手順を説明したいと思います。
まずはSBI証券のサイトにログインし、「外貨建て商品取引サイト」へ移動します。
↓
上記タブの「取引」をクリックします。
↓
表示された画面の左側にある「為替取引」の「取引」ボタンをクリックします。
↓
取引選択の画面が表示されます。
・ 通貨を「米ドル」に選択します。
・ 売買は「買付」を選択し、「注文入力画面へ」ボタンをクリックします。
↓
まずは参考レート等を確認します。
「参考レート」が現在のレートを考えて良いです。
・ 買付米ドルに購入したいドルの数量を入力します。
・ 取引パスワードを入力し、「注文確認画面へ」ボタンをクリックします。
必要に応じて「為替シミュレーション」をクリックし、何円で何ドル買付けることができるか確認できますので利用して下さい。
↓
確認画面が表示されますので、内容を確認し、問題なければ「注文発注」ボタンをクリックして下さい。
以上でSBI証券の為替取引(ドル転)は完了です。
しかし、SBI証券の為替取引は手数料がSBIネット銀行よりも高いので、私はSBIネット銀行でドル転して、SBI証券から「外貨入出金」を行うことを推奨してます。
次回はその方法について記事にしたいと思います。
以下参考記事なのでもし良ければご覧下さい。