私のポートフォリオは40%をVTI、10%をVWO、残りをVYMと高配当の個別銘柄で考えています。
ここ2ヶ月間でVTIやVYMを初めて購入し、ようやく目標のポートフォリオのスタート地点に立つことができました。
しかーし、個別銘柄については現状特に考えることなく、欲しいなぁって銘柄が下落していたら買付けるスタイルでここまで来てしまったわけで・・。
このままでは投資家の端くれとして問題があると思ったので、今回は現状所有している銘柄の整理と理想のセクター比率について考えたいと思った次第です。
現在の所有銘柄とそのセクター
私が所有している銘柄とそのセクターを以下に纏めてみました。
銘柄 | ティッカー | セクター | Sector |
---|---|---|---|
アルトリア | MO | 生活必需品 | Consumer Defensive |
フィリップ モリス | PM | 生活必需品 | Consumer Defensive |
プロクター & ギャンブル | PG | 生活必需品 | Consumer Defensive |
ロイヤル ダッチ シェル | RDS | エネルギー | Energy |
エクソン モービル | XOM | エネルギー | Energy |
AT&T | T | 通信 | Communication Services |
インターナショナル ビジネス マシーンズ | IBM | 情報技術 | Technology |
うーん、整理してみると問題点が浮き上がってきますね。
所有銘柄のセクターは「生活必需品」と「エネルギー」に偏っています。
人間も同じですが栄養が偏っていると健康に悪いのと同じで、ポートフォリオも偏ると経済的不健康になりかねません。
また、所有銘柄の割合についても以下に纏めてみました。
セクター別の比率を確認すると以下になります。
情報技術 :40%
生活必需品 :30%
エネルギー :20%
電気通信 :10%
情報技術と生活必需品だけで70%なので比率でも不健康感あります。
セクターの種類は?
現状が整理できたので、米国のセクターについて確認してみます。
ネットで調べてみたところ、S&P500のセクターは11種類あるようです。
No | 業種 |
---|---|
1 | 不動産 |
2 | 金融 |
3 | 資本財・サービス |
4 | 公益事業 |
5 | 情報技術 |
6 | 生活必需品 |
7 | エネルギー |
8 | ヘルスケア |
9 | 素材 |
1o | 一般消費財 |
11 | 電気通信 |
私は11種類もあるのに2種類のセクターで70%で構成してました。
反省です。
セクター別のリターンは?
セクターは全11種類あるので、全セクターを1銘柄づつチョイスするという考え方もあります。
しかし、各セクターのリターンを考慮し、リターンが高いセクターに絞ってポートフォリオを組んだ方が良いリターンが望めそうです。
なので各セクターのリターンについてバンガード社が米国株セクター別ETFが存在しますので、このETFでリターンを比較してみました。
※バンガード社のセクター別ETFは10種で不動産セクターETFは無いようです。
結果は以下の通り。
順位 | ティッカー | ETF名称 |
---|---|---|
1 | VGT | 米国情報技術セクターETF |
2 | VHT | 米国ヘルスケア・セクターETF |
3 | VCR | 米国一般消費財・サービス・セクターETF |
4 | VDC | 米国生活必需品セクターETF |
5 | VIS | 米国資本財・サービス・セクターETF |
6 | VAW | 米国素材セクターETF |
7 | VPU | 米国公益事業セクターETF |
8 | VDE | 米国エネルギー・セクターETF |
9 | VOX | 米国電気通信サービス・セクターETF |
1o | VFH | 米国金融セクターETF |
トップ5は上から
- 情報技術セクター
- ヘルスケアセクター
- 一般消費財セクター
- 生活必需品セクター
- 資本財・サービスセクター
という結果になりました。
ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」によれば、1957年~2003年のリターントップ5は上から
- ヘルスケアセクター
- 生活必需品セクター
- 情報技術セクター
- エネルギーセクター
- 一般消費財セクター
でした。
もちろんセクター別ETFの結果とシーゲル教授の調査方法及び期間が異なるので同じ結果にならないですが、意外と似てますね。
顕著に異なるところは情報技術セクターがトップに立ったことと、エネルギーセクターが5位以内に入っていないことです。
まさに現在のトレンドと同じです・・・・。
で、どうする?
セクターについて調査した結果として、私は以下5つのセクターをメインに銘柄を選定していこうと思います。
- 情報技術セクター
- ヘルスケアセクター
- 一般消費財セクター
- 生活必需品セクター
- エネルギーセクター
比率は20%づつと考えてますが、他セクターの銘柄も全く組み込まないわけではないので、15%~20%くらいになるかと思います。
ちなみにエネルギーセクターを組み込んだのは既に所有しているってこともありますが、ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」によればIBMとエクソンモービルの前身であるスタンダード・オイルのトータルリターンを比較した場合、低成長であるスタンダード・オイルの方が高成長のIBMにリターンでは勝ることを「成長の罠」として紹介してます。
現在エネルギーセクターは投資家の間では見向きもされていない状態であり、バリュエーションが良いです。
こういう銘柄にガンガン投資することでS&P500以上のリターンを上げていこうと目論んでます。
取り急ぎ、現在所有していないセクターはヘルスケア、一般消費財ですので次回買付する銘柄はこのセクターから選定することになりそうです。
↓関連記事です。よろしければご覧下さい。
ヘルスケアセクターの保有銘柄を検討した記事です。
一般消費財セクターの保有銘柄を検討した記事です。