2018年2月に入り、上げ上げ相場であった米国市場も調整局面を向かえました。
私は只々指をくわえてマーケットを傍観することになってしまいました。
そのままもっと下げるのか、すぐに反発するのか正直わからなかったからです。
毎日のニュースをその日その日で読んで忘れるので、マーケットを俯瞰的に見れておらず、なんだか振り回されている感じがするのが嫌になってきました。
その為、米国株式市場の状況を週単位で復習することで、俯瞰的にみれるようにしたいと思い、記事にすることにしました。
後で読み返しても面白そうですしね。
2018年2月12日(月)~2月16日(金)の米国株式市場
2月12日(月)
<為替>ドル/円 108.69円
<債券>10年債利回 2.851%
<株式>ダウ工業株 24601.27(+410.37)
前週の週間下落率は2,000ドル以上下落しましたが、9日には反発しており、週明けの12日も主要3指数が続伸しました。
2月13日(火)
<為替>ドル/円 107.82円
<債券>10年債利回 2.8330%
<株式>ダウ工業株 24640.45(+39.18)
米国株式市場は9日から3営業日続伸。
アマゾンは2%高、アップルは1%高の上昇で市場を牽引。
翌日14日に発表される1月消費者物価指数(CPI)を控えているため、相場は落ち着いていた印象でした。
2/2に発表した雇用統計を受けたインフレと金利上昇への懸念が急落の引き金になったこともあり、消費者物価指数はもろにインフレを表す指数である為、市場は神経を尖らせ、動きが小さかったのではなかったかと思います。
2月14日(水)
<為替>ドル/円 106.92円
<債券>10年債利回 2.9149%
<株式>ダウ工業株 24893.49(+253.04)
1月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比0.3%上昇と、大幅な伸びとなりました。
しかし、米国株式市場はCPI発表直後下落したが、その後持ち直し、4営業日続伸して取引を終えました。
要するに、懸念していた消費者物価指数(CPI)の上昇=インフレは市場に影響を与えませんでした。
また、投資家の不安心理の目安とされる、ボラティリティー・インデックス(VIX)は、2月5日以来初めて20を割り込んでます。
2月15日(木)
<為替>ドル/円 106.03円
<債券>10年債利回 2.9149%
<株式>ダウ工業株 25200.37(+306.88)
米国株式市場は5営業日続伸しました。
アップルなどハイテク株が買われ、市場を牽引。
この日も米卸売物価指数(PPI)は前月から伸びが加速し、インフレ圧力の高まりが示されたが市場はインフレ懸念に反応しなくなってきました。
そして、ビックニュースとしてバークシャー・ハザウェイ(バフェット)がアップル株の大幅な買い増しを公表してます。
2月16日(金)
<為替>ドル/円 106.30円
<債券>10年債利回 2.873%
<株式>ダウ工業株 25219.38 ( +19.01 )
米国株式市場は6営業日続伸したものの、上昇幅はわずか19.01でした。
これはロシアの米大統領選干渉疑惑のニュースの影響で、上げの大半が相殺されたようです。
この日注目したいのは、急激なドル安/円高です。
一時、105.52円をつけました。これは1年3カ月ぶりの安値とのこと。
私は丁度この時にスマホをイジイジしていて円高に気づいてましたが、スマホで取引していないのでドル転したくてもできませんでした。
※2月19日はプレジデンツデーの祝日で米市場は休場です。
総評
米国市場の週間ニュースサマリは今回初の試みでしたが、書いてみると一週間の動きが整理できたので、思ったより効果ありました。
ただ、どうせなら先週の下落局面から開始すればもっとよかったな・・・。
という訳で、今週のニュースから私の思ったことを纏めます。
- インフレ懸念による、投資家の反応は良い方に改善されてきた
- 前週の下落はリセッション入りを示すものではなく、調整局面入りだった
- この調整局面も早く脱出する可能性が高い、それぐらい米国市場は熱い(6営業日続伸!)
ちなみに私は今回の調整局面では売買しておりません。
私はミスターマーケットの誘惑には惑わされることなく、自分の投資ルールに従って黙々と買付していくだけですから!
と言いたいところですが、JNJ買付したかったのに思ったより早く回復してしまったため、買い場を逃しました。
しかも、アップル(AAPL)も下がってたので、正直欲しいなって思ってましたし。
尚、前回リセッション時の投資方針について記事にしましたが、今回はリセッションでは無いと判断したので、実行しないことにしました。
いつ来るかわからないリセッションまで現金比率は高めにしたいと思います。