朗報です。
バンガードETFおよび米国籍投資信託 の経費率が改定されました。
2018年4月25日付で改定されたETF及び投資信託は以下7つです。
全ての商品が0.01%の経費率低下となってます。
2018年2月23日にもVTとBNDXが改定されたばかりです。
その2ヶ月後に7つの商品が改正され、ますますETFへの投資の魅力が増してきましたね。
特に理由はないですが、聞いたことがある「VTV」と「VUG」が気になるところ。
バンガード・米国バリューETF(VTV)
概要
CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETFです。
最新情報に更新されていなかったので、経費率は0.06%⇒0.05%に修正してます。
現時点での配当利回りは「2.47%」です。
バリュー株ETFという性質上、比較的高利回りですね。
保有銘柄/セクター
大型バリュー株なので、保有銘柄は有名企業が並んでます。
バリュー株の基準がよく分かっていないですが、1位のマイクロソフトってPERは26倍程度なので、割安感が無い印象です。
また、金融セクターで25%を占めてるのが気になるところ・・・。
リターン
リターンはS&P500連動のVOOと比較するとアンダーパフォームしてます。
バンガード・米国グロースETF(VUG)
CRSP USラージキャップ・グロース・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETFです。
概要
こちらも最新情報に更新されていなかったので、経費率は0.06%⇒0.05%に修正してます。
現時点での配当利回りは「1.25%」です。
まー、グロース株なのでインカムゲインではなく、キャピタルゲインを狙うETFということですね。
保有銘柄/セクター
まさに今をときめくグロース株が上位を独占しています。
グロース株ETFは分かりやすいですねっ、と思ったらKOやPMなども入っていますので、一概にイケイケ株だけを揃えている訳ではなさそうです。
セクター別のトップはテクノロジーです。
これも納得ですね。
リターン
さすがグロース株ETF!
設定来でのリターンはVOOを30%程度アウトパフォームしています。
最後に
バンガードETFの経費率改正に伴い、VTVとVUGを確認してみました。
その結果を以下にまとめます。
- 経費率低下を受けてもVTVにあえて投資する必要は無さそう
- 経費率低下を受けて、よりVUGへの投資妙味が上がったと思慮
しかし、VUGへの投資は魅力的ですが、個人的にはVTIやVYMへ投資していることもあるので、サブ的な投資と考えると、より攻撃的なQQQを選好しますかね。
とわいえ、バンガード社の企業努力は今後も続きそうですので、ウォッチしていきたいと思います。
最後に経費率改正したETF(投信除く)のチャートを貼って終わりとさせて頂きます。
米国はどこで道を誤ったか
ジョン・C.ボーグル/瑞穂のりこ 東洋経済新報社 2008年03月
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