先日、SBI証券から運用商品の除外に関する案内が郵送されてきました。
一瞬、何のことか分かりませんでしたが、とりあえず運用商品に動きがあるのかな?くらいは認識できました。
ただ、内容的にはネガティブな印象。
でも、もしかしたら商品入替で楽天VTIやeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が追加されたりしないかなぁ、という淡い期待もあります。
という訳で早速詳細を確認してみました。
idecoの運用商品の選択肢が35以下になります
書面の最初の2行だけで、大体全容が分かりました。
このたび、「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律」の施行により、確定拠出年金の運用方法(運用商品)の選定・提示に関する基準が見直され、運用関連運営管理機関が選定・提示する運用商品の上限数を35以下とすることが規定されました。
どうやら法律で運用商品を35以下にしなさい!という御達しがでたようです。
制定されたのは2018年5月。
恥ずかしながら全然知らなかったです。
やはり常に勉強しないと最新の情報についていけませんね。
実際に厚生労働省のサイトを確認したところ、その旨の法改正が書かれていました。
出所:厚生労働省
つみたてNISAでも商品を絞り込んでいる事を考えると、より長期運用になる可能性が高いidecoでも絞り込むのは必然なのかも知れません。
運用商品の除外に関する概要
送付された案内は長文で難かったので、除外対象商品についての概要を簡単にまとめますと、
- 猶予期間は5年間(2023年)まで
- 運用商品除外は保有者3分の2の同意が必要
- 2018年4月30日まで保有していた商品は除外後もそのまま運用可能
- 2018年5月1日以降買付した商品は除外決定後、強制的に現金化される
のようです。
運用商品除外の同意は、保有者に郵送にて送られてくるので、異議がある場合のみ書面で連絡する形になるようです。
返信しない場合には同意したものとみなされるみたいなので、まー3分の2の同意は取れるんでしょうね。
また、2018年4月30日まで保有していた商品は除外後も運用はできるみたいですが、個人的にはさっさと他の商品にスイッチングすることをお勧めします。
除外対象商品は?
除外対象となる商品は以下となります。
除外する商品は、信託報酬等のコストや残高、拠出金額、商品性など総合的に勘定して、選定しているみたい。
出所:SBI証券
ちなみに私は2つ該当してました(笑)
除外対象商品に選ばれると、商品選択のセンスを否定された気がします・・・。
除外されない商品は?
除外に選ばれなかった商品です。
何となく優秀な商品という気がします。
出所:SBI証券
私がSBI証券でおススメしている「iFree NYダウ・インデックス」や「DCニッセイ外国株式インデックス」は対象外なので安心しました。
最後に
idecoをSBI証券で運用する利点として、商品数の多さを挙げていましたが、今回の対応で各機関横並びになります。
となると、各社は商品数ではなく、選択する商品の質が重要になってきます。
私はSBI証券を利用してますが、楽天証券やマネックス証券の方が好みの商品を扱っている事もあり、今回の対応でSBI証券は、また一歩後退した印象。
除外だけじゃなく、商品見直しもして欲しかったというのが正直なところです。
とはいえ、除外対象に選ばれてしまった商品がいるので、さっさとiFree NYダウ・インデックにスイッチングしようと思います。
ずっと面倒でスイッチングできていなかったこともあったので、個人的には良いきっかけになったかな。
↓関連記事です。
ideco×SBI証券のおすすめ商品ベスト3です。
残念ながら、第三位の商品は除外対象に選ばれてしまいましたので、近いうちに更新したいと思います。