先日、楽天のポイント運用を始めてみました。
私は既に楽天ポイントでの投信買付けサービス(投資信託ポイント投資)は利用してます。
しかし、ポイント運用との棲み分けが理解できていなかったこともあり、始めてみることにしたという訳です。
利用した結果、2つのサービスのメリット、デメリットが分かってきたので、整理したいと思います。
ポイント運用と投資信託ポイント投資を比較
「ポイント運用」と「投資信託ポイント投資」の違いについて以下にまとめます。
ポイント運用 | 投資信託ポイント投資 | |
---|---|---|
概要 | ポイントを疑似運用 | ポイントで投資信託を買付 |
サービス提供 | 楽天PointClub | 楽天証券 |
対象ポイント | 楽天スーパーポイント | ・楽天スーパーポイント ・楽天証券ポイント |
期間限定ポイント 他移行ポイント | 利用不可 | 利用不可 |
サービス利用料 | 無料 | 無料 |
投資方法 | 2つのコースから選択式 ・アクティブコース ・バランスコース | 自分で商品を選択 |
投資対象 | 楽天・インデックス・バランス・ファンド ※アクティブコースは「株式重視型」 バランスコースは「債券重視型」 | 楽天証券が扱う、全投資信託 |
積立 | 不可 | 可 |
運用コスト | 無料 | 買付けた投資信託の運用コスト |
証券口座 | 不要 | 楽天証券口座が必要 |
ポイント運用のメリット・デメリット
ポイント運用の一番のメリットは証券口座不要で投資ができることです。
通常、投資するためには、証券口座を作成し、入金、買付する必要があります。
しかし、この面倒な手続きが不要になる点は大きな利点と言えます。
ちなみにポイント運用は疑似投資ということになってますが、もはや「ポイント=お金」と考えられるので、立派な投資と考えて良いと思います。
にもかかわらず、運用コストがかからない点も良いです。
デメリットですが、投資対象の選択肢が少ないということですかね。
アクティブとバランスの2つのコースを選択するのですが、いずれの商品も「楽天・インデックス・バランス・ファンド」になります。
アクティブコースは株式及び債券を70:30の配分で分散投資する「株式重視型」で、バランスコースは株式及び債券を30:70の配分で分散投資する「債券重視型」の商品になるみたい。
とはいえ、2つとも分散の効いた良い投資信託ですので、選択肢が無い点がデメリットと考えるのは、投資好きな人だけかもしれません。
投資信託ポイント投資のメリット・デメリット
投資信託ポイント投資のメリットは、投資先を自由に選べるところです。
また、投信積立にも対応していますので、手間なくドル・コスト平均法が実装できる点も個人的には利点と思います。
しかも、投信積立を設定すればSPUのポイントアップ対象にもなりますし。
デメリットは、ポイント運用の逆で、楽天証券の口座が必要ということでしょうか。
既に証券口座を持っていればなんてことないですが、初めて証券口座を作るのは非常に敷居が高いですからね。
もう1つは、選んだ投信の信託報酬がかかってくる点です。
とはいえ、ポイント投資との比較だからデメリットになるわけで、信託報酬がかかってくるのは普通です。
自分にあったサービスを利用しよう!
上記の通り、両サービスは似て非なるものです。
その為、それぞれ向き不向きがあると思いますので、自分にあったサービスを利用しましょう。
ポイント運用に向いている方
- 楽天証券口座を開設していない
- 投資に興味があり、手軽に投資を始めてみたい
- 投資経験が無い、又は浅い
- 少ない選択肢から商品を選びたい
投資信託ポイント運用に向いている方
- 楽天証券口座を開設している
- じっくりと現物に投資したい
- 投資経験がある
- 複数の選択肢から商品を選びたい
最後に
楽天グループのポイント投資系サービスを整理した結果、私は楽天証券の「投資信託ポイント投資」の方が向いていると分かりました。
自分で商品を選び、現物に投資する方が面白いですし、損失が出た場合でも自分の責任と割り切ることができますしね。
とはいえ、ポイント運用サービス登場により、投資の敷居が低くなりましたので、投資を始める第一歩として利用するには非常におすすめです。
その為、投資初心者の方は、「楽天ポイント運用」で投資感覚を養い、慣れてきたところで「投資信託ポイント投資」に移行していくのが良いのではないかと思います。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
投信ポイント投資の積立設定について書いた記事です。
楽天のサービス拡充により、投資手法を変えようと思ってます。
その戦略の1つとしてポイント投資も利用予定です。