毎年みずほ総研より発表されている「とんでも予想」が、2019年よりテールイベントとして発表されることになったみたいです。
私はとんでも予想を楽しみに待っていたのですが、みずほ総研の年末恒例、「2019年テールイベント」として発表されていた為、気づくのに時間がかかりました。
ところでテールイベントって何?ってことで調べてみると、
稀にしか発生しないが、いったん発生するとその影響が極めて大きい事象のことで、1990年代後半のロシア通貨危機や、2008年のリーマン・ショック等のように短期的に大きな下落に見舞われたこと等を指す。
出所:投資用語集
とのこと。
有りそで無さそう、但し、有ったら影響大って内容ですので、まーとんでも予想と同じってことで。
2018年とんでも予想の結果は?
まずは、2018年とんでも予想の結果を答え合わせしてみましょう。
出所:みずほ総研
改めて確認しましたが、予想が意外と合っていてびっくりです。
海外情勢について
トランプ大統領ですが、なんだかんだで国民に掲げた政策を強行ながら推し進めていましたし、中間選挙では負けはしましたが、ボロ負けは回避しています。
また、北朝鮮との会談も記憶に新しいですね。
この点も予想で合致はしていないですが、カスっています。
原油価格についても、米国によるイラン制裁による供給不安から高騰しましたし、EUについても、メイ首相は現時点で退陣はしていませんが厳しい状況です。
国内情勢について
日経平均株価ですが、予想では3万円台とありましたが、2018年2月以降は世界的に調整ムードとなり、結局2万5千円を超えることはありませんでした。
強いて当たっているとすれば、ジュリアナが復活したくらいかな。
まー六本木ではなく、大阪ですけど。
しかし、日銀については一定の長期金利上昇について容認はしていますし、ビットコインの急落については見事に的中してますね。
キャッシュレス社会到来はPayPayブームが的中していると言っていいのではないでしょうか。
まとめ
2018年のとんでも予想は海外、国内共に的中していた印象です。
しかし、米中貿易摩擦やトルコリラ暴落など予想以上に不安定な経済情勢となっているところでもありますね。
2019年テールイベントを確認
それでは次に2019年テールイベントについて見ていきましょう。
出所:みずほ総研
海外情勢について
私が注目したのは、中国の為替操作国認定です。
中国の為替操作国認定については、過去にも何度か話題になってますが認定までには至っていません。
(実は日本も為替操作国の疑いをかけられていたりします。)
もし認定されれば円高/ドル安に動く公算が高い為、予想通り1ドル=100円以下になる可能性も十分ありえます。
円高が進むと現在のポジションは大きな打撃を受けますが、現在は現金比率が高いので、一気にドル転するチャンスになるかなぁって考えてます。
とはいえ、その時にはマーケットも荒れていると思いますので、私がその状況に耐えられるか否か真価が問われそう。
他の予想については、英国の欧州連合(EU)離脱撤回はあるかなぁって感じで、それ以外はどうなるか分からんですね。
国内情勢について
国内については、みずほ総研側も書いてますが、改元も含め日本における新たな潮流に注目した内容となってます。
特に以下が来年予定されているイベント関連の項目です。
- 新卒通年採用が急増
- 消費増税の再延期
- 消費税のポイントバックの影響で急速なキャッシュレス化
- 改元「元年」ベビーブームで関連消費が急増
- ラグビーW杯での日本快進撃で経済効果
中でも特に経済に関連しそうなのが消費税増税ですかね。
再延期のパターンと消費増税を実施するもポイントバックでキャッシュレス化が急伸するパターンについて触れてます。
個人的には消費税は実行されようが、されまいが日本経済は世界経済の動向に流されていくだけかなぁって思ってます。
また、消費税のポイントバックはそれなりに賛成で、PayPayの騒動を見た限りだと日本でキャッシュレス化を進めるなら良い方法なのかなぁって考えてます。
(私は消費者目線だとキャッシュレス化が広まってほしいタイプ)
最後に
世界経済に関して、2019年はリーマンショックからこれまでの転換期になるかもしれません。
しかし、私はこれまでと同様に「ルールに従い投資を続け、マーケットに居続ける」を信念として投資を楽しむ所存です。
来年は、災害などのバッドニュースが無い、平和な一年であることを切に願います。
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2018年のとんでも予想について書いた記事です。