2019年7月に入り、続々と米国企業の決算が報告されてます。
私はこれまで決算があっても自ら確認せず、著名ブロガーさんの記事を見て満足してました。
しかし、さすがに保有株の企業の決算を確認しないのは投資家としてマズいなという意識もあるものの、先延ばしに・・・。
なので今後は自分で確認しようと思いつつ、細かいことは他ブロガーさんにお任せして、私はサクッと見ていくスタイルにしようと思います。
というわけで、今回は私が保有する銘柄で且つ、7/15(月)~7/19(金)に発表された、JNJ,IBM、PMを確認していきます!
Johnson & Johnson(JNJ)の結果は良かったが、アスベスト問題に懸念あり
- 売上高 :予想203.9億ドルに対し205.6億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比-1.3%
- 一株当たり利益(EPS) :予想2.44ドルに対し2.58ドル
売上高、EPS共に予想を上回りましたが、売上高成長率は前年に比べると低下してます。
前年同期と比較した損益計算書です。
確かに売上高は前年より低下していますが、営業利益、純利益ともに前年を大きく上回っています。
(2019年2Qの営業利益、純利益は異常ですね。Other expenseが響いているようですが、何かは不明・・・。)
というわけで、JNJの経営状態に問題は無さそうです。
しかし、本決算後もJNJの株価の下落は止まりません。
理由は、ベビーパウダーのアスベスト混入問題を抱えており、賠償額が巨額となる懸念があるためです。
とはいえ、本業は上手くいっているので、この下落をチャンスと捉え、買増していきたいところですね。
IBMの結果は良かったがスッキリしない感じ。今後に期待
- 売上高 :予想191.6億ドルに対し191.6億
- 売上高成長率 :前年同期比-1.6%
- 一株当たり利益(EPS) :予想3.07ドルに対し3.17ドル
出所:IBM
現在、力を入れているクラウド&コグニティブソフトウェアが56億ドルで前年同期比5%増となっており、若干ながら希望が見えてきた印象です。
しかし、その分システムは18億ドルで同18%減。
とはいえ、レガシーな部門ですので、クラウド部門の成長の方が好感できますね。
決算を受け、株価は上昇。150ドルに到達しそうです。
しかし、予想EPSである13.91ドルから計算すると、PER20倍の株価は、なんと278ドル。
まだまだ割安で放置されていることを考えるとIBMの成長への不信感はまだまだ拭いきれていないようです。
フィリップモリス(PM)の結果は良かったが、紙タバコの売上低下が気になる
- 売上高 :予想74.2億ドルに対し77億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比-0.3%
- 一株当たり利益(EPS) :予想1.13ドルに対し1.46ドル
売上高、EPS共に予想を大きく上回りました。
前年同期と比べると売上高は-0.3%でしたが、営業利益、純利益共に前年を上回ってますね。
その為、営業利益率も前年を上回っており、脅威の41.7%となってます。
めちゃくちゃ稼いでます。
上記は地域別の紙タバコと加熱式タバコの売上高です。
やはり気になるのは、紙タバコの売上低下。
南、東南アジア以外は全てマイナスです。
加熱式タバコの売上は伸びているので、純粋に紙タバコ→加熱式タバコに移行していると考えられますが、全体的に売上が減っているのは気になりますね。
決算が好感され株価は急上昇!
それでも私は含み損です・・・・。
最後に
JNJ、IBM、PM3社の決算を見てきましたが、結果は全社良好。
引き続きホールドしていきます。
とはいえ、IBM、PMの株価は上昇したのにも関わらず、JNJが低下してますので、今月買うならJNJが良さそう。
今週7/22~26の決算はKO、T、ABBV、MMMが予定されてますので、引き続き注視していきます。