今週も2019年3Q(PGは2020年1Q)の決算を確認していきます。
対象は保有銘柄で10/21~10/25に決算が発表されたプロクター&ギャンブル(PG)、スリーエム(MMM)の2銘柄です。
プロクター&ギャンブル(PG)の決算良すぎ、いっそう買増しできなくなった
- 売上高 :予想174.5億ドルに対し178億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+7%
- 一株当たり利益(EPS) :予想1.24ドルに対し1.37ドル
売上高、EPS共に予想を大きく上回りました。
前年同期比でも+7%と高い成長率となってます。
PLを確認していきます。
出所:P&G
本業の儲けを表す営業利益(OPERATING INCOME)ですが、前年同期比で21%も上昇しており、非常に経営が上手くいっていると言えそうです。
売上高が好調なことに加え、材料費や販促費がほとんど変わっていない為、純粋に営業利益となっており、企業努力がうかがえます。
営業利益率は24.1%であり、前年同期より2.8%の上昇。
JNJやKOと同様に営業利益率が25%付近の企業は安心できますね。
決算を受けて、株価はもちろん上昇。
高値の124ドル付近から117ドルまで下げ続けてましたが、反発し122ドルまで回復しました。
買増そうと思っていた矢先に・・・・また買えなくなりました。
スリーエム(MMM)の決算は言うほど悪くないと思ったが、株価は急落
- 売上高 :予想82億ドルに対し80億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比-2%
- 一株当たり利益(EPS) :予想2.49ドルに対し2.72ドル
売上高は予想を大きく下回りましたが、EPSは予想を大きく上回りました。
売上高は前年同期比で-2%と苦戦しています。
出所:3M
前年同期比で売上高(Sales)、営業利益(Operating income)共にマイナスとなっていますが、純利益(Net incom)は+2.6%です。
また、営業利益率は+0.5の25.2%と高く、十分稼いでいるので悲観的になる必要はなさそうです。
出所:3M
上記は国別の売上成長率です。
特に目立つのが、中国の-9.4%の減少ですね。
これは米中貿易摩擦の影響だと思われます。
逆に言えば、中国との関係が改善されれば売上が大幅に改善される可能性があるということです。
決算を受けて、株価は急落(-4%)
通期調整後EPS見通しを引き下げたことが嫌気されたみたい。
個人的には下げ過ぎかなぁって思い、もちろん買増し。
その後は反発し、現在は166ドルまで戻しましたね。
最後に
2銘柄の決算を確認した結果をまとめます。
PGは絶好調!
逆に買増しタイミングが分からない・・・。
MMMは不調だが全然問題なし。
積極的に買増したいので、株価が150ドル台に戻ってほしい。
というわけで、2銘柄共にホールドです。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
先週10/14~10/18に発表された決算について書いてます。
PGの前期(2019年4Q)決算について書いた記事です。
MMMの前期(2019年2Q)決算について書いた記事です。