米国市場はコロナウイルスが米国でも確認されたことが原因か不明ですが、週末は下げましたね。
まー、上げ続けることはなく、遅かれ早かれ調整は入ると思っていたので、特に驚きはありませんが。
と、先週1/20~1/24で保有株の決算が発表されました!
今期も保有株の決算をサクッと確認していこうと思います。
対象は以下3銘柄。
- IBM
- ジョンソン&ジョンソン
- プロクター&ギャンブル
IBMの決算は良好。RedHatとクラウドの今後に期待。
- 売上高 :予想217.5億ドルに対し218億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+3%
- 一株当たり利益(EPS) :予想4.84ドルに対し4.87ドル
売上高、EPS共に予想を上回り、売上高成長率は前年比で3%上昇しました。
私がIBMを保有したから初めてと言ってよい好決算ですね。
4QのP/Lを確認してきます。
出所:IBM
売上高で目を引くのは前年同月比+9%のCloud & Cognitive Softwareですね。
前期比でも+30%増の約16億ドル増加してます。
本部門には買収したRedHatの売上も含まれますので、IBMが力を入れているクラウド、RedHat共に好調である点も本決算が好感できる理由ですね。
もちろん株価は急上昇!
一時143.5ドルをつけましたが、その後は140ドルまで下げてます。
この波に乗れない感じもIBMらしいです。
業績の割には株価は割安で放置されてますので、何年後かには2019年の株価が底だったなぁと言わせて欲しいものです。
ジョンソン&ジョンソンの決算は予想を下回るが、言うほど悪くない。
- 売上高 :予想208.7億ドルに対し207.5億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+1.7%
- 一株当たり利益(EPS) :予想1.87ドルに対し1.88ドル
売上高は予想を下回るものの、売上成長率は前年同期比で1.7%上昇。
EPSは予想を上回りました。
売上高が予想を下回ったものの、P/Lの内容は問題なさそうです。
営業利益率(29%)、純利益率(19%)共に高水準ですし。
しかし、主力製品であるレミケードの売上が前年同期比-16%であったこと、通期EPS見通しが予想を下回りそうなことが嫌気され株価は小幅下落しました。
JNJは11月末くらいから大きく上昇してきたことから、決算後の下落は軽い調整だったかもしれませんね。
個人的にはもっと下落すれば買増したかったのになぁと思いました。
また起訴問題があれば(多分下落するので)買増したいところです。
P&Gは予想を下回るが、問題なし
- 売上高 :予想183.7億ドルに対し182.4億ドル
- 売上高成長率 :前年同期比+4%
- 一株当たり利益(EPS) :予想1.37ドルに対し1.42ドル
売上高は予想を下回るものの、売上成長率は前年同期比で4%上昇。
EPSは予想を上回りました。
出所:P&G
2019年4Qの営業利益はマイナスになってますが、これは「のれん及び減損費用」によるものなので業績には問題ありません。
JNJと同様、売上は予想を下回るものの、前年同期比で4%伸びてますので悲観的になる必要はなさそうですね。
しかし、市場の期待が高かったこともあり、株価は約-1%の下落。
とはいえ、PGも2019年は右肩上がりで株価が上昇してますので、決算後の下げは微々たるもの。
あいかわらず市場の期待値は高く、PERは約27倍と割高感は変わりません。
買増したいけど買い時がなかなか出てこないですね。
まとめ
3銘柄の決算を確認した結果をまとめます。
IBMは光が見えてきた。
今後のクラウド、RedHatの業績に期待。
JNJは問題なし。
起訴問題で下げた時には積極的に拾いたい。
PGは問題なし。
変わらず市場の期待値は高いが、成長率が鈍化しているので株価が下がる場面もありそう。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
2019年7月~9月期のIBM、ジョンソン&ジョンソンの決算について書いてます。
2019年7月~9月期のP&Gの決算について書いてます。