マネックス証券のゼロETFが2018年12月よりスケールアップします。
これにより、2018年12月からSPDRシリーズの19銘柄が対象として追加されるみたい。
ゼロETFとは名のごとく、対象ETFの米国株取引にかかる取引手数料(税抜)が全額キャッシュバックされ、実質手数料が無料となるプログラムです。
手数料無料ということで、内容によっては使わない手はありませんね。
早速みていきましょう。
新ゼロETFプログラムの概要
マネックス証券からの抜粋です。
これまでのウィズダムツリーが提供する米国ETF27銘柄に加え、2018年7月以降にマネックス証券で新規取扱いを始めた米国ETFの取引手数料を、最大6ヶ月間、実質無料といたします。
なるほど、米国ETFが最大6か月間、ゼロETF扱いになるようです。
ウィズダムツリーのETFのように、ほぼ恒久的に手数料が実質無料になるわけではないようですね。
残念。
プログラムの拡大後、最初に対象となる銘柄は、2018年7月から9月に取扱いを始めたSPDR®シリーズの19銘柄となります。今後、対象となる銘柄と、実質無料となる期間は、新規取扱いのご案内時やゼロETFの常設ページでご案内予定です。
2018年12月から、2018年7月、9月で取扱いを始めたSPDRシリーズの19銘柄がゼロETFの対象になるようです。
SPDRは初めてのETFとなる、SPDR S&P 500 ETF(SPY)を世に送り出した企業ですね。
非常に興味深いです。
2018年12月に対象となるSPDRの19銘柄
2018年12月よりゼロETFの対象となるSPDRの19銘柄です。
出所:マネックス証券
一番の注目は、VTIと類似したETFである「SPDR® ポートフォリオ米国トータル・ストック・マーケットETF」(SPTM)があることです。
経費率は脅威の0.03%
VTIの0.04%よりも低く設定されている点がスゴイです。
SPDRのETFはSPYくらいしか知りませんでしたが、バンガード、ブラックロックと同じくらい低い経費率のETFを扱っていることに驚き。
6か月と短い期間ですが、手数料ゼロであれば投資してみる価値は十分にありますね。
実質無料期間が1か月の罠
と、先ほどの19銘柄の上部を見てみると、「実質無料期間:約1か月」と記載があることを発見。
あれ?買付け開始から6か月間無料じゃないの?
よくよく確認すると、注意書きに以下記載がありました。
※2 マネックス証券での米国ETF新規取扱い開始日から起算し、5ヶ月後の月の最終営業日(現地約定日ベース)までの取引手数料(税抜)が実質無料となります。
そういうことか。
マネックス証券が新規取扱いを開始した日から起算して、6か月間の手数料が実質無料ということらしい。
はっきり言って分かりにくいし、1か月なら利用価値が無いに等しい・・・。
最後に
新ゼロETFは、今後マネックス証券で新規取扱いするETFの手数料を最大6か月間、実質無料にするプログラムということが分かりました。
その為、既存のウィズダムツリーのETFのように恒久的に手数料が無料になるわけではない点に注意が必要です。
また、新しくゼロETF対象となるETFの殆どが、既に新規取扱いから5か月経過する為、実質1か月間しか手数料無料の恩恵を受けることができないことも分かりました。
このことから、もともとSPDRのETFに投資しようとしている方を除いては、今回本プログラムを利用する必要は無いというのが私の結論です。
恒久的なゼロETFの拡張に期待したいところですね。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
マネックス証券のゼロETFについて書いてます。
ウィズダムツリーのETFは手数料が実質無料です。私も少額ですが投資してます。
ウィズダムツリーのETFについて書いてます。
ウィズダムツリーの日本拠点は、残念ながら2018年8月に閉鎖してます。