SBI証券がついに、「米国株式/米国ETF定期買付サービス」を開始しました。
そのままですが、米国株と米国ETFを定期的に自動で買付してくれるサービスです。
私が知ったのは、本日夕方にTwitterを眺めていたら、@koneko86173014 さんがツイートされていたのがきっかけです。
Twitterって情報入ってくるの早いですよねー。
また、皆さんの情報収集の早さにも脱帽です。
という訳で、早速SBI証券で内容を確認してみました。
米国株式/米国ETF定期買付サービスとは?
SBI証券からの抜粋です。
これを見ると、サービスの開始は3/10(土)からのようです。
2018/3/10(土)より、当社取扱い米国株式(ADRを含む)、米国ETFを、お客さまがあらかじめ設定した金額(円貨決済/外貨決済)、または株数(口数)ごとに、お客さまの指定日に定期的に銘柄ごとに買付するサービスを開始いたします。更にボーナス月の設定も可能ですので、ご自身の投資スタイルに合わせた好きなタイミングで効率良く米国株式を買付できるようになります!
定期買付イメージ
出典:SBI証券
米国株式/米国ETF定期買付サービス概要
こちらもSBI証券から抜粋しました。
取扱銘柄 | ・当社で取り扱う米国株式(ADRを含む) ・米国ETF全銘柄 |
預り区分 | ■総合口座 ・特定預り ・一般預り ・NISA預り ■ジュニアNISA口座 |
定期買付注文方法 | 成行注文 |
設定コース | 【株数指定】 1株以上、1株単位 【金額指定】 外貨決済の場合⇒1セント以上、1セント単位 円貨決済の場合⇒1円以上、1円単位 |
決済方法 | ・外貨決済 ・円貨決済 |
NISA預りの 注文について | ・NISA枠ぎりぎり注文 ・課税シフト注文 |
取扱銘柄
米国株式(ADRを含む)と書いてありますので、ADRもOKなんですね。
これはとっても重要です。
ADRは外国税がかからない銘柄が多いので、既存NISA利用の方はADRへの投資が多いからです。
預り区分
NISA口座、ジュニアNISA口座もバッチリ対応しています。
設定コース
株数指定と金額指定どちらも選べるようです。
また、どちらも細かい指定ができますので、非常に使い勝手は良さそうですね。
決済方法
外貨決済、円貨決済どちらも対応してます。
外貨決済に対応しているのはありがたいですね。
私はSBIネット銀行でドル転して、SBI証券の外国株口座へ振替することで、為替手数料を安くしています。
(しかも、現在は無料期間中です!)
しかし、円貨決済だけとなると、これが通用しなくなり、通常の手数料を徴収されてしまうからです。
売買手数料はどうなってるの?
ここまで公表されている情報を確認していきましたが、売買手数料については触れられておりません。
SBI証券のサービス紹介ページの下部に以下が記載されているだけでした。
<手数料等およびリスク情報について>
外国株式のお取引にあたっては、所定の手数料がかかります(手数料はお客さまの取引コース、取引チャネルや外国有価証券市場等により異なることから記載しておりません)。外国株式の取引は、株価や為替市場の変動等により損失が生じるおそれがあります。詳しくは、SBI証券WEBサイトの該当商品等のページ、金融商品取引法に係る表示、または上場有価証券等書面をご確認ください。
ということは、やはり手数料は既存と同じということになりそうです。
SBI証券の米国株手数料は以下でしたね。
- 約定代金の0.45%
- 手数料下限5ドル/上限20ドル
例えば個別株を「5銘柄×各200ドル(約2.1万円)=1000ドル(約10.5万円)」を毎月定期買付すると考えると、手数料は「5ドル×5=25ドル(約2,600円)」が毎月かかる計算になります。
このような買い方だと、手数料は約定金額の約2.5%となりますので、全くおすすめできません。
やはり本サービスは1銘柄を手数料負けしない1,111ドル(12万円)程度で定期買付する必要がありそうです。
ただ、そうなると銘柄を絞るか、複数銘柄を積立てする必要が出てきます。
個別株だと銘柄は絞れないですし、複数銘柄を1,111ドル以上で毎月買付する余力はありません。
複数銘柄に投資している私には向いていないかもしれません。
ちなみに私の希望は10~15銘柄を1株づつ毎月買付みたいにしたいなぁって思いましたが、手数料的に論外ですね・・・。
あとは定期買付サービス側で、1月はXOM、2月はPG、3月はPMみたいな買付方ができれば、私の希望は達成できそうです。
しかし、既存NISA口座はETF買付手数料無料の可能性あり
既存NISA口座でのETF買付手数料は、以前より無料です。
その為、「定期買付サービス+米国ETF」の組合せは手数料が無料になると思います。
ということは、米国ETFのVTI、VYM、VTに各3.3万を定期買付したとしても、手数料は無料になります。
毎月手数料無料で、有望なETFへ投資できるのは非常に良いですね。
つみたてNISAに変更しまったので、私はこの手法は使えそうにないですけど・・・・。
まとめ
現時点の情報では、米国株式/米国ETF定期買付サービスは以下のような方と相性が良いと考えます。
- 既存NISA口座を利用している
- 米国ETFに投資している
- 保有銘柄が少ない
保有銘柄が少ないという点については、(NISA口座枠を超えて投資する場合でも)1銘柄に月12万程度投資可能であれば、手数料負けせずに定期買付できるからです。
まー、毎月数百万単位で投資できる方は関係ないですけどね・・・。
なんだか本サービスは既存NISA口座がある人向けな気がしてきました。
とは言え、手数料に関しては、まだ不明な点が多いので、本記事の内容が覆る可能性もあります。
(むしろ改善するなら覆ってほしいです。)
その為、これからもサービス内容はウォッチしていこうと思います。
3/10(土)には実際に試してみようかな。
↓関連記事です。
私はドル転はSBIネット銀行で行ってます。
ドル転も定期買付してますので、株も定期買付できれば何もしなくて良くなりますね。