先日、SmartNewsを何気なく見ていたら、トラノコでANAマイルを使って投資が可能になったという記事を発見!
私はANAマイルを貯めてはいるんですが、利用可能上限の10000マイルまでなかなか届かないんですよね。
その為、マイルの期限が近づくと、ANAコインに変えて延命処置をしている状況。
でもANAコインも使うことなく失効・・・というパターンなわけです。
しかし、このトラノコとANAマイルの連携で、この点が解消できるのでは?という期待もあり、確認することにしました。
ANAマイルで投資の概要
上記はトラノコからの抜粋です。
要は普段失効しがちなANAマイルをトラノコなら無駄なく使えるよ!
というのがウリのようです。
私が望んでいたことであり、とても素晴らしいサービスと期待が膨らみますね。
初心者でもANAマイルで簡単投資
マイル投資は以下手順だけなのでとっても簡単。
- トラノコにANAマイレージ番号を入力
- 保有マイル数が表示
- 投資するマイル数を入力するだけ
※マイルは一度トラノコポイントに変換され、投資に回されるようです。
また、トラノコは「小トラ」、「中トラ」、「大トラ」の3つのファンドから選ぶだけですので投資先に悩むこともないですね。
交換レートは50%と決して良くないが・・・
ANAマイルからトラノコポイントへの変換レートは50%です。
1000マイルであれば、500円(ポイント)ということになります。
はっきり言って良くないです。
しかも、投資できるマイルは、ひと月に1000マイルという制限付き。
とはいえ、失効するくらいなら半分投資に回せるから良いかなぁと思える範囲ですね。
トラノコの最大の欠点は固定コスト
交換レートが悪いのが気になるものの、失効するくらいなら投資に回したいので、非常に興味深いです。
しかし、そのサービスを帳消しにするトラノコの最大の欠点がありました。
それは固定コストです。
トラノコの特徴として、運用報酬0.3%と月額利用料300円がかかってきます。
確かに運用報酬は他のロボアド等に比べて安く設定されていますので、投資額が大きくなればなるほどお得なのも理解できます。
しかし、この月額利用料がくせ者で、絶対に毎月300円かかります。
年間で3,600円ですね。
私のようにANAマイルだけでトラノコを利用した場合、毎月制限いっぱいの1000マイルを投資すると500円(ポイント)。
年間で1,2000マイルを使い、6,000円投資可能となります。
しかし、先ほどの3,600円の固定費を引くと、たったの2,400円にしかなりません。
と、これだけでも非常に微妙なんですが、先程の例は年間12,000マイル交換した場合です。
そもそも12,000マイルあれば失効させずに他のポイントなりに変換した方が絶対いいわけです。
んでは、現実的に考えて、その半分の6,000マイルをトラノコに投資するとしましょう。
そうすると変換レート50%なので、実際に投資に使われるのは3,000円。
年間利用料は3,600円
6,000マイルを利用した挙句、600円マイナスという結果になります。
これではANAマイルをトラノコで投資する気になれませんね。
結論
トラノコはANAマイルを投資として使える初めてのサービスであり、非常に画期的だと思います。
しかし、現在のサービスレベルではANAマイルだけで投資をするには厳しい状況。
このことから、トラノコでのANAマイル利用は以下条件を満たす方におすすめします。
- ANAマイルが10,000マイル貯まらずに失効しがち
- 既にトラノコを利用し、投資している(もしくはこれからトラノコの利用を考えている)
要するに、トラノコユーザであればANAマイルを失効されるくらいなら月額利用料くらいには充当できそうということです。
とてもマイルで投資とは言えませんけど・・・・。
最後に
いろいろ考察しましたが、私はロボアドのように高いコストを払うくらいなら、投資信託やETF等の運用費安い商品に投資した方が良いと再認識。
とはいえ、マイルでも投資ができるようになったのは大きな前進です。
今後、マイルを投資信託の買付に充当できたりと幅が広がれば私も利用を考えたいと思います。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
各種ポイント投資について書いた記事です。
やはりトラノコは固定コストが微妙な印象ですね。
ポイント投資サービスでは楽天が一歩リードという印象です。
これは私も利用してます。