私はSBI証券の定期買付サービスで、ETFを定期買付しています。
対象銘柄はVTI、VT、VYMの3商品。
これにより、毎月バランスよく買増できるし、投信積立のようにほったらかしできるのがGood!
この3商品に加え、今月よりSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)も追加設定しました。
SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
SPYDは高配当好きの投資家の間では人気の商品。
他のブログでも何度も紹介されています。
なので弊ブログではざっくり紹介します。
概要
出所:SPDR
設定日は2015年10月と歴史が浅く、今年でちょうど4年です。
ベンチマークはS&P 500高配当指数であり、S&P 500の高配当利回り上位80銘柄に対して、ほぼ均等な割合で投資するETFです。
経費率
経費率は0.07%です。
類似のETFである、VYMは0.06%、HDVは0.08%ですので、同水準となります。
正直どのETFも遜色がない低い経費率です。
構成比率
出所:SPDR
業種別構成比率を確認すると、約20%が不動産であることに気づきます。
その後、一般消費財、公共事業と続き、この3セクターだけで約47%!
かなり偏った構成比率であり、これが特徴と言えます。
出所:SPDR
銘柄構成比率を確認すると、知らない銘柄の名前もあることに気づきます。
ちなみに私が保有している銘柄が上位10銘柄に1つも存在しません。
運用実績
SPYDが設定された2015年10月~2019年9月現在までのチャートです。
同種のVYM、HDVとS&P500連動のVOOと比較してみました。
パフォーマンスが最も高いのはVOOで約+43%。
次にVYMで約+30%、SPYD、HDVが約+25%と続きます。
やはりS&P500連動ETFのVOOが一番リターンが高く、高配当ETFはリターンが低いです。
これより、SPYDもキャピタルではなく、インカムを狙う商品と言えます。
SPYDに投資する3つの理由
SPYDの概要を確認し、まず足切りである経費率の低さは問題ないことが分かりました。
またパフォーマンスも他のETFと比べて問題ありません。
それでもVYMよりはリターンが低く、わざわざ投資する必要があるのか?思うところもありますが、以下3つの理由からSPYDへ投資することにしました。
高配当の魅力
SPYDの配当利回りは、現在約4.7%です。
めちゃくちゃ高配当。
VYMは3.12%、HDVは3.31%ですので、断トツでトップです。
高配当好きの投資家(私も含む)が好むのも理解できます。
セクター分散効果への期待
以下は私の保有銘柄(長期投資対象銘柄)です。
出所:SPDR
保有銘柄が無いセクターが、5セクター(公共事業、一般消費財、金融、素材、不動産)あることが分かります。
SPYDの主力セクターは、不動産、一般消費財、公共事業でしたね。
なんと!SPYDへの投資で保有できていないセクターをカバーすることができるのです。
以下はVYMのセクター別構成比です。
VYMには不動産セクターは存在しておらず、公益、資本財の割合も低いことが分かります。
その為、VYMの構成比を補うETFとしても機能することも期待してます。
予算が余ってた
私は毎月、予算約1200ドルを定期買付サービスを利用し、米国ETFへ投資してます。
現在、VTIが800ドル、VTが200ドル、VYMが200ドルを買付金額の上限として設定してます。
予算いっぱいで設定しているので余裕はありませんね。
しかし、私はSPYDも設定追加しました。
なぜかといいうと、定期買付サービスは設定金額の上限を超えて買付しないので、多少予算が余るんですね。
(例えば、VYMが85ドルの場合、2株買付し、30ドル余る(200ドル-170ドル)ことになります。)
※但し、資金がギリギリだと買付できない可能性が高いので、SBI証券の外国株口座に多めに入金しておく必要があります。
最後に
インカム投資家である私はSPYDに魅了され、長期保有銘柄にすることにしました。
しかし、SPYDは運用実績が短いことや、高配当株で構成されたETFである為、リターンが低いこと、セクターが偏っているリスクも存在します。
とはいえ、保有比率は小さく、サテライト的な位置づけなので、過度に心配する必要はなさそうです。
でも配当利回り5%前後はとても魅力があるので、今後の運用実績しだいでは割合増やしてしまうかもしれませんね。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
SPYDはS&P500から80銘柄への投資するETFですが、少し似た高配当戦略である、S&P10種の手法について紹介した記事です。
SPYDと同種のETFである、VYM、HDVを比較した記事です。