私が米国株投資を始めてから1年以上が経過し、資産もそこそこ増えてきました。
米国株を毎月買付していることもあり、最近は当たり前な行動となってしまってますが、始めた当初はワクワク、ドキドキしたものです。
今回は初心に帰り、私が当初米国株を始める前に気になっていた点をQ&A形式で書きたいと思います。
同じような疑問を抱えている方の参考になれば幸いです。
Q1.英語が理解できないと、米国株はできない?
A.英語が分からなくても米国株投資は可能。
知っていれば武器になる。
現在は、日本の証券会社でも米国株(それ以外の外国株も含む)を扱っているので、日本株を買う感覚で米国株を買うことが可能です。
また、投資に関する情報なども証券会社から日本語で提供されていますので、ある程度の調査もできます。
しかし、上記情報だけでは不十分なのも事実。
過去10年間の財務情報や指標(バリエーション)の情報が得られるMorningstarやYahoofinanceは英語になりますので、英語が分かると良いと思いますが、正直読めなくても理解できないこともないです。
英語を知ってればなぁって思う瞬間は、各企業が発表しているアニュアルレポートを確認する時でしょうか。
私は可能なものはgoogle翻訳で対応してますが、どうしても意味が分からないものがあったりと、苦労します。
Q2.日本円では米国株は買えない?
A.実際には日本円では買えないが、「円貨決済」を使えば円で買うのとほぼ同じ
基本的には外国株式の決済には、現地通貨が必要となります。
米国株式なら米ドルですね。
しかし、各証券会社では、「円貨決済」という日本円で決済可能なサービスが提供されています。
これを使えば、米ドルを保有していなくても円で購入できるわけです。
(実際は円⇒米ドル⇒米国株で決済されてますが、間の円⇒米ドルの作業を代わりにやってくれてるイメージ)
但し、弊ブログは外貨決済を推奨してます。
理由は、
- 為替手数料が安い
- 長期的にみれば円安になると考えている
- 配当再投資する方針なので、ドルの方が都合が良い
だからです。
Q3.米国株を買うには、まとまったお金が必要?
A.米国株は1株単位なので少額(数千円)から購入可能。
但し、手数料を考慮すると、ある程度まとまったお金(数十万)が必要。
米国株は日本株と異なり、1株単位から購入できます。
例えば、コカコーラ(KO)の株価は現在約45ドルなので、約5,000円からでも買えちゃうわけです。
しかし、注意したいのは手数料です。
3大ネット証券の最低手数料は、5ドルです。
先程のコカコーラ(KO)を1株買った場合も5ドルの手数料がかかりますので、約10%が手数料となってきます。
その為、大体1取引で1,111ドル(125,000円前後)程度を買付しないと、手数料負け※しますので気をつけたいところです。
※NISA口座を利用すればETF買付の手数料はかかりませんので、その場合は少数の買付しても手数料負けしません。
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Q4.為替の影響はある?
A.為替の影響あり。
外貨を扱うので、為替の影響を回避することはできません。
しかし、個人的には以下理由で、為替はあまり気にしていません。
- ドル転のタイミングを待つことでの機会損失
- 外貨積立である程度は平準化できる
- 長期的には円安だと思っている
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Q5.米国株は二重課税ってホント?
A.米国株は外国税が10%かかるので、日本の税金約20%と合わせると約30%かかる。
但し、外国税は確定申告することで、所得税から一部返還することが可能。
米国株は外国税が約10%かかってきます。
しかし、日本の税と合わせると二重課税になりますので、外国税額控除という仕組みを利用し、確定申告することで返金してもらうことが可能です。
外国税額控除とは、国際的な二重課税を調整する目的で、外国で納付した外国税額を一定の範囲で税額から控除する仕組みをいいます。
但し、あくまでも所得税からの還付になる為、リタイアして所得税を納めていない方や、住宅ローン控除などで全額所得控除されている場合は返金されません。
ちなみに私は後者に該当する且つ、まだまだ配当金が少額なので確定申告したことはありません・・・。
(ドヤ顔で説明してますが実は無知なのです)
尚、米国市場に上場している外国株をADR(American Depositary Receipt)と言いますが、ADRであれば国によっては外国税はかかりません。
例えば、イギリスのロイヤルダッチシェル(RDSB)、ユニリーバ(UL)、オーストラリアのウエストパック バンキング(WBK)などですね。
最後に
米国株を始めるのは簡単ではありますが、上記Q&Aまとめると以下デメリットがあることが分かると思います。
- 日本株と比較すると手数料が高く、一度の買付にまとまったお金が必要
- 為替の影響あり
- 二重課税となる
それぞれのデメリットはやり方次第で軽減することは可能です。
例えば、SBI証券で外貨積立をして、NISA口座でETFを定額買付すれば、手数料無しで、為替差益/差損も平準化することができます。
しかし、それでも米国株投資は面倒なことが多いのも事実。
そんな方は、投資信託で海外に投資するもの全然ありだと思います。
私も一部は投資信託で積立てていますし。
少額からでも手数料がかからないので積立しやすいですし。
なんと言っても、信託報酬が安く、良い商品がたくさん出てきていますし。
それでも私が米国株、ETFに投資したくなるのは、配当金が毎月振込まれている喜びであることは間違いありませんが。