2019年8月に入ってから2年、10年米国債の逆イールドが発生しました。
逆イールドはリセッションの前兆と言われていますが、過去の経験則に従うと、すぐ発生するわけではなく1年以上はかかるみたいですね。
過去のリセッション時の株価暴落幅は約30%~40%程度であり、すぐにここまで落ちるとなると狼狽売りしてしまいそうです。
ですが、約1年以上の期間と、事前の心がまえがあれば、暴落に耐えられるはず。
という訳で、来たるリセッションに備え、暴落時の投資方針をあらためて整理してきます。
債券ETFを売却する
以前より、リセッションに備え米国債券ETF(BND)をポートフォリオの約10%程保有してます。
債券は株式に比べ、その下落幅は小さく(又は上昇もあり)クッションになるから。
しかし、その役目が終われば、株式に投資するというのが私のもともとの方針なので、それに従うまでです。
とはいえ、リーマンショック時には債券も暴落してます。
上記チャートを見ると、75ドルから69ドルまで急落の約-8%です。
株式に比べ下落幅は小さいものの、債券としてはショッキングな下落。
しかし、その後約3カ月で株価は元に戻してますね。
その為、債券ETF(BND)の売却は、リセッションによる一時的な下落から3カ月~半年経過後、株価が戻して(もしくは上昇して)から売却するのが目安となりそうです。
投資額を増額する
2017年から投資を開始し、ドル・コスト平均法に従い毎月ちょこちょこ投資してきました。
その甲斐あって、当初は現金比率が85%以上と非常に高かったですが、現在は約53%程度となってます。
とはいえ、まだまだ現金比率が高い状況。
という訳でリセッション時には以下方針とするつもりです。
投資額をこれまでの2倍にする
現在は毎月米国ETFに約12万円、個別株に約12万円の計24万円を投資してます。
これを毎月米国ETFに約24万円、個別株に約24万円の計48万円を投資するという方針に変更します。
というすごい大胆なプランです。
期間は1年間とする
リセッションはすぐに暴落して底値になるわけではありません。
上図はダウ30種平均のチャートです。
〇はリーマンショック時の高値から底値までの期間を表してます。
その期間は約1年半。意外と長いのです。
とはいえ、恐らく渦中にいるとリセッション入りしたことにすら気づかないことが想定され、気づいた時には既に下落相場に突入している状況だと思います。
その時に今が底値だと思い込み、全力投資してしまい、実はまだ底があったという悲惨な結果が待ち受けています。
これを回避するため、リセッション入りしたと気づいた時から1年間、増額投資することにします。
割高の銘柄への投資
リセッションはバーゲンセールとも言えます。
これまで高嶺の花であった優良銘柄が、2割、3割引きで買うことも可能なのです。
個人的には、
マクドナルド(MCD)
ウォルマート(WMT)
ビザ(V)
マイクロソフト(MSFT)
アマゾン(AMZN)
等、いろいろ欲しい銘柄がありますね。
このような現在割高な銘柄をリセッション時に拾うことで、優良な銘柄をまずまずの値段で買うことができることになります。
しかし、現在保有中のP&G(PG)、コカ・コーラ(KO)も割高な水準なので、ここら辺の買増しもしたいところ。
最後に
2017年に米国株投資を開始して以来、毎年リセッション入りするというような情報が交錯していました。
しかし、その後もダウ、S&P500共に最高値を更新し続け、今に至ります。
確かに、現在は貿易戦争や逆イールド等の懸念材料からリセッション入りが騒がれてますが、本当にリセッションが来るのかなんてはっきり言って分かりません。
とはいえ、来ることを想定し、いざ来た時に慌てず対応できるよう事前に備えておくことが重要です。
一番やってはいけないことは、狼狽売りして市場から去ることなのだから・・・・。
↓合わせて読んで頂きたい記事です。
2018年2月にも暴落がありました。
その時に考えた方針ですが、今もこの内容は生きています。
リセッションの備えとして米国債券ETF(BND)の保有を検討した記事です。
実際に現在約10%保有してます。まー、最終的には株式に変えますが。